経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益が底堅く推移し、景気は緩やかな回復基調が続いていたものの、新型コロナウイルス感染症拡大による影響で、極めて不透明な状況となっております。外食産業におきましては、消費税増税による消費者の節約志向、相次ぐ自然災害、新型コロナウイルス感染症拡大による来店客数の減少で、経営環境は非常に厳しい状況となっております。このようななか当社グループは、「食の安全・安心」の向上はもとより、「従業員の検温・手洗いの徹底」など、お客様が安心してご来店・お食事していただける環境づくりを行っております。さらに、食品製造拠点である本社工場では、食品安全マネジメントシステムの国際規格である「ISO22000:2018」を認証取得し、より安全・安心な食品の製造に努めております。また、QSC(品質・サービス・清潔)、人財育成および生産性向上を今まで以上に徹底し、お客様の信頼と満足を得ることを第一に事業活動を展開してまいりました。そのほか、社会貢献への取り組みとして実施してきた、幼稚園と保育園対象の手洗い教室「食の安全・安心 8番こども応援プロジェクト」を、店舗展開している北陸3県と岡山県において開催してまいりました。店舗数は、国内では新規出店1店舗(直営店)、閉店3店舗(加盟店)、海外では新規出店10店舗、閉店4店舗があり、合計280店舗(前連結会計年度末比4店舗増)となっております。その内訳は、国内店舗では、らーめん店舗119店舗、和食店舗13店舗、その他外食6店舗の計138店舗、海外店舗は142店舗であります。この結果、当連結会計年度の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較を行っております。この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」が53,695千円減少しており、「投資その他の資産」の「繰延税金資産」が49,466千円増加し、「固定負債」の「繰延税金負債」が4,228千円減少しております。なお、同一納税主体の繰延税金資産と繰延税金負債を相殺して表示しており、変更前と比べて総資産が4,228千円減少しております。 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ70百万円減少し、5,186百万円となりました。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ40百万円増加し、1,090百万円となりました。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ111百万円減少し、4,096百万円となりました。 b.経営成績当連結会計年度の経営成績は、売上高7,650百万円(前年同期比0.4%減)、営業収益(売上高と営業収入の合計)は8,268百万円(同0.3%減)となりました。また、営業利益は202百万円(同29.0%減)、経常利益は290百万円(同29.5%減)、減損損失80百万円を特別損失に計上したこともあり、親会社株主に帰属する当期純利益は108百万円(同48.5%減)となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。(外食事業)8番らーめんフランチャイズチェーンの国内展開を主とする「らーめん部門」では、改装・移転による店舗イメージの刷新を推進し、人手不足対策としてセルフオーダーシステムの導入を進めております。8番らーめん全店で、キャッシュレスへの対応として電子マネー・クレジット決済を導入して利便性の向上を図るとともに、ユニフォームを変更し接客サービスの向上に取り組みました。また、野菜ゆず塩らーめんなど7種類の期間限定商品を販売して来店動機につなげております。さらに、中食需要の高まりを受けて、テイクアウト商品の販売強化に取り組んでおります。和食料理店を展開する「和食部門」では、料理人の技術と商品開発力の向上を図り、旬の素材を使った季節ごとの期間限定メニュー、立地によって異なる客層・利用シーンに合わせたメニュー、お客様に楽しんでいただける創作メニュー等を提供しております。旅行会社や地元企業への営業活動も継続し、県外客・地元客の獲得など顧客の囲い込みにも努めております。また、お客様ニーズの取り込みや生産性向上を目的として、新たに小型規模の店舗業態の開発に着手しております。らーめん、和食業態以外に、道の駅・めぐみ白山のフードコート、北陸自動車道・徳光パーキングエリア内の飲食・物販コーナーの運営の他に、ペッパーランチをイオンモール高岡に新規出店し3店舗の運営を行っております。しかしながら、相次ぐ自然災害などに加え、新型コロナウイルス感染症拡大による影響もあり、外食事業の当連結会計年度の営業収益は6,944百万円(前年同期比1.1%減)、セグメント利益は681百万円(同7.2%減)となりました。 (外販事業)外販事業では、長年愛されてきた「8番らーめん」ブランドを活用し、より付加価値のある商品の開発と提案を行っております。主力商品の生麺ブランド「八番麺工房」に加え、常温麺を使ったギフト用・お土産用商品を販売。さらに、生麺商品・冷凍生餃子を地元スーパーマーケット、国内各地の生活協同組合、量販店への卸販売やネッ