経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における日本経済は、雇用や所得環境の改善が続くなか、各種政策の効果もあり緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、新型コロナウイルス感染症が経済に与える影響をはじめ、金融資本市場の変動の影響、消費税率引上げ後の消費者マインドの動向などにより、依然として不透明な状態が続いております。建設業界におきましても、足許での住宅市場の新設住宅着工戸数の落ち込みや新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言発出により全国の建設現場での工事の一部中止が続いておりましたが、当連結会計年度の業績に与えた影響は限定的であり、一方で、年度を通して政府建設投資等が堅調に推移したことや、建設現場における人手不足を補完するためのIT製品導入の需要もあり経営環境は堅調さを維持しました。この結果、当社グループ(当社及び連結子会社)における当連結会計年度の業績につきましては、売上高12,454百万円(前年同期比9.1%増)、営業利益4,534百万円(前年同期比10.7%増)、経常利益4,585百万円(前年同期比10.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,208百万円(前年同期比11.3%増)となりました。セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。(建築CAD事業)建築CAD事業の売上高は5,480百万円(前年同期比1.3%減)、営業利益は1,549百万円(前年同期比8.5%減)となりました。木造住宅関連の設計CADを主な製品とする住宅事業においては、第2四半期連結会計期間でのIT導入補助金の採択による売上の追い風があった一方で、第3四半期連結会計期間並びに第4四半期連結会計期間におきましてはIT導入補助金採択による売上の反動減と住宅市場の新設住宅着工戸数の落ち込み等の要因もあり、前年同期比で減収となりました。建材事業におきましては、受託関連の売上が落ち込んだ一方で、主要製品である3Dカタログサイトは継続取引社数を増加させております。木造住宅以外の建築設計CADを主な製品とするBIM事業におきましては製品売上・継続取引社数ともに増加しており、業績は前年同期比増収にて着地いたしました。(測量土木CAD事業)測量土木CAD事業の売上高は6,306百万円(前年同期比9.7%増)、営業利益は2,673百万円(前年同期比14.3%増)となりました。建設現場の生産性向上を図るi-Constructionの普及並びに第2四半期連結会計期間でのIT導入補助金の採択が売上の後押しとなり、同セグメント内の全事業において業績は増収増益にて着地いたしました。測量事業におきましては、上記要因に加え、主要製品である測量CADソフトのシステムチェンジの需要が引き続き堅調となり前年同期比増収で推移しております。土木事業、建設インフラ事業におきましても、上記要因により前年同期比増収となっております。(ITソリューション事業)ITソリューション事業の売上高は666百万円(前年同期は112百万円)、営業利益は241百万円(前年同期は営業損失32百万円)となりました。主に、2019年4月に行われた統一地方選挙及び7月に行われた参議院選挙の出口調査システムにかかわる売上を計上したことにより前年同期比で大幅な増収増益となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」)期末残高は、前連結会計年度末より1,899百万円増加し10,543百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその主な要因につきましては以下のとおりです。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動により得られた資金は、2,957百万円(前連結会計年度は3,168百万円の獲得)となっております。主な要因としましては、税金等調整前当期純利益4,585百万円、減価償却費203百万円、棚卸資産の増加額207百万円、法人税等の支払額1,482百万円等によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は、232百万円(前連結会計年度は133百万円の使用)となっております。主な要因としましては、無形固定資産の取得による支出136百万円等によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は、826百万円(前連結会計年度は660百万円の使用)となっております。主な要因としましては、配当金の支払いによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)前年同期比(%)建築CAD事業(百万円)5,34598.4測量土木CAD事業(百万円)5,993109.3ITソリューション事業(百万円)666592.9合計(百万円)12,005108.9(注)1.金額は販売価格で表示しており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称