経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」といいます。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。(1) 経営成績当事業年度のわが国経済は、堅調な企業収益や雇用環境の改善が続いていたものの、相次ぐ自然災害や消費税率の引上げに加え、年明けからは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、景気の先行きは非常に厳しい状況となっております。このような状況の中、当社におきましては当事業年度を初年度とする第二次中期経営計画がスタートし、京都市内のホテル新設ラッシュという厳しい環境下でも、営業強化や徹底した経費節減効果により、第3四半期累計期間までは順調に推移しており、第二次中期経営計画のとおり当事業年度は着地する見通しでした。しかしながら、新型コロナウイルス感染リスク拡大の影響による宿泊・宴会等の相次ぐキャンセルや営業の自粛要請等により、2020年2月以降の来客数は激減しております。この結果、当事業年度の売上高は9,625百万円(前年同期比9.0%減)となりました。利益面におきましては、売上減少の影響に加え、働き方見直しに伴う人件費等の増加もあり、営業利益は89百万円(前年同期比84.1%減)、金融諸費用も加わる経常段階では5期振りの損失を計上し、経常損失は146百万円(前事業年度は経常利益391百万円)となり、当期純損失は303百万円(前事業年度は当期純利益174百万円)となりました。 ホテル事業の部門別の営業概況は次のとおりです。 (宿泊部門) 京都市内ではホテルの新設ラッシュによる供給過剰から過当競争が始まっております。その中、京都ホテルオークラでは、2019年5月以降は従来からの団体予約をベースに売上は順調に推移し、ラグビーワールドカップ需要もあり10月まで毎月月間最高売上を更新しておりました。11月以降は、競合ホテル増加の影響が当ホテルにも波及し、予約の伸び悩みや、さらに2020年1月以降は新型コロナウイルス感染拡大による予約のキャンセルも重なり、売上高は前年同期比185百万円減となりました。 からすま京都ホテルでも、2019年7月以降は競合エリアでの新設ホテルの増加、2020年1月以降は新型コロナウイルス感染拡大による影響で、売上高は前年同期比106百万円減となりました。これらの結果、宿泊部門全体の売上高は3,491百万円(前年同期比7.7%減)となりました。 (宴会部門) 京都ホテルオークラでは、婚礼宴会におきましては、従来に比べ新規来館客の減少が響き前事業年度の売上を大きく下回りました。一般宴会でも会議利用等の増加により室料収入は増加したものの、受注件数の減少及び2020年2月以降の新型コロナウイルスの感染拡大懸念でのキャンセルが甚大な影響となりました。これらにより売上高は大きく計画を下回り、前年同期比424百万円減となりました。 からすま京都ホテルでは、2020年2月までは、近隣に開設した京都経済センターの効果もあり、一般宴会や会議利用が好調に推移しておりましたが、新型コロナウイルスの影響によるキャンセルなどで、売上高は前年同期比29百万円減となりました。 この結果、宴会部門全体の売上高は2,992百万円(前年同期比13.2%減)となりました。(レストラン部門) 京都ホテルオークラでは、個室利用が増加した中国料理「桃李」や、前事業年度末に閉店した「ベルカント」と「チャイナテラス桃李」の受け皿となったスカイレストラン「ピトレスク」及びカフェ「レックコート」が堅調に売上を伸ばしました。一方、オーバーツーリズムの影響で邦人観光客の減少から、京料理「入舟」と京都ホテルオークラ別邸「粟田山荘」が前事業年度を大きく下回ったことや新型コロナウイルス感染拡大により、売上高は前年同期比231百万円減となりました。 からすま京都ホテルは、2020年2月以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響でのキャンセルはありましたが、それまでに和食「入舟」での個室利用が堅調に推移したことなどにより、売上高は前年同期比5百万円増となりました。 この結果、レストラン部門全体の売上高は2,609百万円(前年同期比7.9%減)となりました。(その他部門) その他部門の売上高は532百万円(前年同期比4.9%増)となりました。 当事業年度より始めました分譲マンションのコンシェルジュサービス業務により、売上が増加しております。 (生産、受注及び販売の状況) a. 収容能力及び収容実績(イ)京都ホテルオークラ区分前年同期間 ※参考数値(2018年4月1日~2019年3月31日)第101期(2019年4月1日~2020年3月31日)室数収容能力収容実績利用率室数収容能力収容実績利用率客室室322室117,530室102,640%87.33室322室117,852室94,514%80.20食堂室11名276,994名498,192回転1.80室9名242,830名436,170回転1.80宴会室13名762,350名234,654回転0.31室13名745,900名202,404回転0.27 (ロ)からすま京都ホテル区分前年同期間 ※参考数値(2018年4月1日~2019年3月31日)第101期(2019年4月1日~2020年3月31日)室数収容能力収容実績利用率室数収容能力収容実績利用率客室室231室84,315室72,185%85.61室231室84,546室63,830%75.50食堂室3名78