経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】業績等の概要(1) 業績当連結会計年度における我が国の経済状況は、自然災害や消費税増税の影響により景況感が下振れする一方、雇用環境の改善や設備投資の増加基調が続き堅調に推移しておりました。また、海外経済における米中の貿易摩擦や英国のEU離脱問題など世界経済の動向による日本経済への影響が引き続き懸念されております。このような状況の中、新型コロナウィルス感染症の世界的な流行により世界経済の見通しは極めて不透明となり、今後の事業活動への影響が大いに懸念される状況となっております。現在、新型コロナウィルス感染症の社内外への感染被害抑止の観点から、お客様、パートナー様、社員、関係先等の皆様の安全・安心を第一に考え、政府指導に基づき対応していくとともに、事業等の基本方針として以下の通り実施しております。・社員に対し在宅勤務・テレワークの推奨・公共交通機関を利用する際の時差出勤の推奨・弊社主催セミナーの開催実施見合わせやウェビナー方式開催の検討当社グループでは、今後も新型コロナウイルス感染症拡大抑止のための取り組みを継続してまいります。情報サービス産業においても、2020年1月にサポート終了を迎えたWindows7の買替需要の影響を受け、引き続き国内法人向けのPC出荷数は高水準で推移しており、第4四半期においてもICT(情報通信技術)への投資は堅調に続いておりました。このような状況の中、当社グループでは、2019年10月より『共創するサブスクリプションビジネス ~カスタマーサクセスへ導く新たなパートナーシップ~』をテーマに「PCA 戦略フォーラム2020」を全国主要都市にて開催するとともに、「クラウド」「RPA」を活用したデジタルファーストの製品をアピールして参りました。ユーザーの業務改善につながる様々なニーズに対応すべく、今後もクラウド&ソリューションサービスの提供により、主に総務・人事・経理業務に従事するユーザーの業務改善につながる製品サービスを提供し、販売パートナーとともに引き続きサービス提供を展開してまいります。消費税改正及びPCの買換需要の影響で製品売上高が大幅に増加し、PCAクラウドシリーズについても、サービス12年目となり利用社数14,000法人を突破しさらに順調に推移しています。また、引き続き「働き方改革」への取り組みは注目されており、当社グループでは「働き方改革」への対応を実現するための一つの手段として勤怠管理のクラウドサービスを提供しており、当連結会計年度において好調に推移しており、引き続き連結業績に貢献すると期待しております。連結対象会社の株式会社ケーイーシーは、製品等の導入指導やデータの移管・入力代行などのユースウェア業務を主体としており、同じくクロノス株式会社は、就業管理システムおよびタイムレコーダーの開発、販売を行っており、連結業績に大きく寄与しております。Keepdata株式会社はビックデータ等に関連するソフトウェアの開発販売、サービスの提供等の事業を行っております。以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高14,266百万円(前期比24.7%増)、営業利益2,781百万円(前期比122.8%増)、経常利益2,808百万円(前期比119.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,816百万円(前期比100.4%増)となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,384百万円増加(前連結会計年度は1,489百万円の増加)し、10,063百万円となりました。なお、当連結会計年度における各活動によるキャッシュ・フローの状況とそれらの主な増減要因は以下のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、3,328百万円(前連結会計年度は2,141百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益2,793百万円、前受収益の増加額389百万円、法人税等の支払額1,043百万円によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は、719百万円(前連結会計年度は80百万円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出650百万円によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は、225百万円(前連結会計年度は572百万円の支出)となりました。これは主に、株主に対する配当金の支払額206百万円によるものであります。経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための指標につきましては、次の通りであります。指標2020年3月(期初計画)2020年3月(実績)2020年3月(計画比)売上高127億円142億円14億円増(11.6%増)営業利益14億円27億円13億円増(88.1%増)売上高営業利益率11.0%19.5%-ROE7.6%14.3%-DOE1.6%2.8%- 2020年3月期の達成・進捗状況は以下のとおりです。売上高は計画比14億円増(11.6%増)となりました。これは主に、2019年10月に施行された消費税改正への対応準備や2020年1月のパソコンOS Windows7のサポート終了に伴うパソコン入替えの影響が、当社予想よりも大きかった影響等によるものです。営業利益は、上記影響による増収効果等により計画比13億円増(88.1%増)となりました。増収増益の結果を受け売上高営業利益率は8.5ポイント増加し19.5%となりました。ROEは、当初予想を上回る利益を計上できたことにより計画比6.7ポイン