経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況a.経営成績の状況■業界動向と当社の状況新型コロナウイルス感染症により、亡くなられた方に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、罹患された方、不安で辛い日々を過ごされているすべての皆さまに心からお見舞い申し上げます。また、感染拡大防止にご尽力されている皆さまには深く感謝申し上げます。 世の中を取り巻く環境は大きな変革期にあり、5G (第5世代移動通信システム)/IoT、AI・ビッグデータをはじめとした技術の進展により本格的なデジタル化が進み、データにさらなる価値を見出す「データ駆動型社会」へと変容しています。また、政府は、これらの先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れ、経済発展と社会課題の解決を両立していくSociety 5.0(※1)の実現を目指しています。こうした中、通信業界においては、新規通信事業者の参入や電気通信事業法の改正等により競争が激化するとともに、通信・インターネットの活用で全ての産業が変革するデジタルトランスフォーメーション (以下「DX」) の進展など事業環境は大きく変化しています。さらに、今後5G/IoTが本格化し、さまざまな先端技術を活用した多様なサービスが生み出される新しい時代を迎えようとしています。 当社は、このような事業環境の変化に迅速に対応しながら持続的な成長を実現するため、この3カ年における「中期経営計画 (2019-21年度)」を策定しています。個人のお客さまには、通信とさまざまなライフデザインサービスを合わせてお使いいただくことで、エンゲージメントの深化を図り、グループお客さま数(グループID)×エンゲージメント×総合ARPUの総和である「ライフタイムバリュー」の最大化につなげていきます。また、本年3月には第5世代移動通信サービス「au 5G」の提供を開始しました。法人のお客さまには、当社の持つIoT・ICT関連の技術・ノウハウを生かしてDXをサポートすることで、お客さまのビジネスの発展・拡大に貢献するとともに、パートナー企業とのオープンイノベーションにより新たなビジネスを創造し、ともに成長していくビジネスモデルを展開します。通信サービスを中心に、成長事業を拡大していくことで、事業戦略の核となる「通信とライフデザインの融合」をより一層推し進め、国内はもとよりグローバルにおいても、5G/IoT時代における新たな価値創造を実現していきます。 また当社は、全社でサステナビリティ活動を推進しています。さらに本年、「中期経営計画 (2019-21年度)」に連動した「KDDIが目指すSDGs(※2)」を、「社会課題の大きさ」と「当社が通信事業者としてより貢献できる事業領域」の観点から8つの社会課題領域へ見直しを行い、2030年へ向けた目標「KDDI Sustainable Action」を策定しました。5GやIoTなどを活用しながら社会の持続的な成長に貢献していきます。 なお、中期経営計画の詳細は当社ホームページをご参照ください。https://www.kddi.com/corporate/kddi/ management-plan/ ※1 日本の中長期的な成長戦略の一つで、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより目指すべき人間中心の社会のこと。※2 「Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標)」の略で、2015年9月に国連サミットで採択された国際目標。 ■連結業績 (単位:百万円) 2019年3月期自 2018年4月1日至 2019年3月31日2020年3月期自 2019年4月1日至 2020年3月31日比較増減 増減率(%) 売上高 5,080,3535,237,221156,8683.1 売上原価 2,867,4132,925,00057,5872.0 売上総利益 2,212,9402,312,22199,2804.5 販売費及び一般管理費 1,210,4701,299,50489,0357.4 その他の損益(△損失) 6,4799,2642,78543.0 持分法による投資利益 4,7803,256△1,523△31.9 営業利益 1,013,7291,025,23711,5081.1 金融損益(△損失) △6,430△6,049380- その他の営業外損益 2,9751,512△1,463△49.2 税引前当期利益 1,010,2751,020,69910,4241.0 法人所得税費用 309,149325,29816,1505.2 当期利益 701,126695,401△5,725△0.8 親会社の所有者 617,669639,76722,0983.6 非支配持分 83,45755,634△27,823△33.3当期の売上高は、前期と比較し、端末販売収入が減少したものの、エネルギー事業やauじぶん銀行株式会社(以下「auじぶん銀行」)の連結子会社化による金融事業等、ライフデザイン領域の拡大による収入の増加等により、5,237,221百万円(3.1%増)となりました。営業利益は、前期と比較し、売上高の増加に伴う売上総利益の増加等により、1,025,237百万円(1.1%増)となりました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、営業利益の増加等により、639,767百万円(3.6%増)となりました。 当社を取り巻く事業環境において、新型コ