経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における世界経済は、米中貿易問題等により成長速度が徐々に減速していたところ、第4四半期に発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的流行)や原油価格の急落等により先行きの悪化が見込まれております。アメリカ経済は、堅調な雇用を背景とした個人消費に景気が下支えされ、中国との貿易問題にも進展が見られましたが、前述のCOVID-19により足元では雇用環境の悪化が顕著となりました。中国経済は、アメリカとの貿易摩擦の影響により景気が減速していたところにCOVID-19が発生し、生産活動が落ち込んでいます。ニュージーランド経済は、前述の環境の下、中央銀行による過去最低の0.25%への利下げや政府のインフラ整備案等で下支えを図ってきましたが、COVID-19により一層の下押しは不可避と予想されております。このような環境下において、前述の通り、当連結会計年度末付近においてニュージーランドにおけるCOVID-19による警告システムのレベルは最悪の4に至り事業活動に一部、制約を受けたものの、当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の中核事業会社である㈱日貿においては、新規顧客の貢献やESC(横滑り防止装置)義務化前の駆け込み需要等により販売台数は37,283台となり、前年同期比18.7%増加しました。また、物流セグメントの中核事業子会社Dolphin Shipping New Zealand Limitedにおいては、セグメント売上高の大部分を占めるニュージーランド向けの輸送台数が、中古車販売台数の増加により42,882台となり前年同期比12.5%増加しました。他方、検査セグメントにおいては、㈱日本輸出自動車検査センターにおけるニュージーランド向けバイオ検査(検疫)件数が88,441件(前年同期比3.2%減)となった一方、カメムシ問題(注1)対応のため2018年9月より開始したバイオセキュリティ熱処理システム検査(以下「熱処理検査」)件数が61,154件と推移いたしました。サービスセグメントにおいては、当社子会社のTrade Cars LimitedやAuto Finance Direct Limited等の業容が堅調に推移しました。この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。(注1)2018年2月にニュージーランドのオークランドに入港した日本発の自動車運搬船においてカメムシ(害虫指定のクサギカメムシ)が発見され、車両の荷揚げが制限された事象。 イ.財政状態当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ11億73百万円増加し、238億54百万円となりました。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ25億54百万円増加し、144億93百万円となりました。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ13億80百万円減少し、93億60百万円となりました。 ロ.経営成績当連結会計年度の経営成績は、売上高265億20百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益13億19百万円(同0.3%増)、経常利益11億71百万円(同19.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益7億13百万円(同54.7%減)となりました。セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。貿易では、売上高152億17百万円(前年同期比6.3%増)、セグメント利益1億66百万円(前年同期は70百万円の損失)となりました。物流では、売上高53億8百万円(前年同期比11.8%増)、セグメント利益4億54百万円(同12.1%減)となりました。サービスでは、売上高60億49百万円(前年同期比7.6%増)、セグメント利益1億41百万円(同35.5%増)となりました。検査では、売上高44億8百万円(前年同期比6.2%減)、セグメント利益6億8百万円(同30.7%減)となりました。 ②キャッシュ・フロー当連結会計年度の営業活動の結果減少した資金は7億5百万円(前年同期は4億71百万円の増加)となりました。また、投資活動の結果減少した資金は17億5百万円(前年同期は2億30百万円の増加)となり、財務活動の結果増加した資金は16億72百万円(前年同期は1億11百万円の増加)となりました。この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、41億83百万円(前年同期比7億74百万円の減少)となりました。③生産、受注及び販売の実績イ.生産実績当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 ロ.商品仕入実績当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)金額(千円)前年同期比(%)貿易12,703,41099.6サービス224,76951.1検査3,243-合計12,931,42398.0(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。3.物流セグメントにおいては商品仕入活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 ハ.受注実績役務または商品等の受注から完了または納品等までの所要時間が短いため、常に受注残高は僅少であり、期中の受注高と販売実績とがほぼ同額であるため、記載を省略しております