経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益が堅調に推移し、雇用及び所得環境も改善基調であるものの、米中貿易摩擦、米イランの対立や英国のEU離脱など国際経済の不安定さに加え、消費税増税後の景気後退や新型コロナウイルスの発生と拡大の影響もあり、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 小売業界においては、梅雨明けの遅れや冷夏と暖冬による季節商品の売上不振、異業種も含めた食品市場の競合に加え、消費税増税の影響、原材料価格や人件費及び物流費の上昇などもあり、経営環境は引き続き厳しいものとなっております。 このような環境のなか、当社は、「目標達成に向けてスピードを持って変革に果敢にチャレンジ!」をスローガンに掲げ、3ヶ年の中期経営計画の2年目をスタートしました。 既存店の改装やスクラップ&ビルドによる活性化、新規事業への取組みによる成長戦略、新規出店や改装におけるアルク型のグループ戦略店舗の開発、グループPB商品及び地域商品の拡大による競争力強化、生産性の改善による利益改善などを含めた収益力強化などの重点戦略を進めております。 更に、当連結会計年度はガバナンス体制の強化として、任意の指名・報酬委員会の設置、3社のグループ部会の定例開催や監査体制の強化に取り組み、グループ経営の強化を推進しました。 また、2018年12月25日付で発足した株式会社アークス、株式会社バローホールディングス及び当社による「新日本スーパーマーケット同盟」においては、2019年1月に提携推進委員会をスタートさせ、傘下に4つの分科会(商品分科会・運営分科会・間接部門分科会・次世代領域開発分科会)を設置してそれぞれの取組みを進めております。具体的には、これまでに、メーカーとタイアップしたワインやビールなど限定商品の販売や、お菓子や一般食品などの共同企画販促の実施、北海道産ホッケなど地場商品・産地情報の共有、スポーツクラブ事業などの小売周辺事業の共同展開やスマートフォンPOSを使ったレジ省力化の実証実験等、3社の経営資源や経営ノウハウを有効活用するための取組みが着実に成果を上げております。 これらの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1億10百万円増加し、1,048億1百万円となりました。負債は、前連結会計年度末に比べ51億50百万円増加し、390億96百万円となりました。純資産は、前連結会計年度末に比べ50億39百万円減少し、657億5百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、営業収益が2,288億14百万円(前年同期比0.1%減)、営業利益が44億66百万円(前年同期比9.6%減)、経常利益が52億16百万円(前年同期比6.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が22億40百万円(前年同期比29.9%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 スーパーマーケット事業は、営業収益2,113億64百万円(前年同期比0.6%減)、営業利益43億80百万円(前年同期比9.6%減)となりました。 ディスカウントストア事業は、営業収益174億41百万円(前年同期比7.3%増)、営業利益2億42百万円(前年同期比9.1%増)となりました。 その他事業は、営業収益61億38百万円(前年同期比2.2%増)、営業利益1億72百万円(前年同期比3.4%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、期首残高よりも7百万円増加し、142億49百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、79億76百万円(前年同期比45.3%増)となりました。 これは、主に税金等調整前当期純利益35億62百万円、減価償却費33億63百万円、減損損失15億21百万円、仕入債務の増加額9億40百万円、法人税等の支払額19億59百万円などによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、64億63百万円(前年同期比41.5%減)となりました。 これは、主に店舗の開設と改装、新センター建設に伴う固定資産の取得による支出66億41百万円などによるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、15億4百万円(前年同期の得られた資金は45億83百万円)となりました。 これは主に、有利子負債の返済と借入れによる純増額31億39百万円、自己株式の取得による支出33億86百万円、配当金の支払額9億50百万円などによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称営業収益(千円)前年同期比(%)スーパーマーケット事業211,211,520△0.7ディスカウントストア事業17,381,5097.3その他221,752△0.3合計228,814,782△0.1(注)1.上記の金額は外部顧客に対するもので、セグメント間の内部営業収益又は振替額は含まれておりません。2.上記の金額には、消費税等は含まれておりませ