経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(経営成績等の状況の概要) 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。(1)財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、中国をはじめ、海外の景気減速等により企業収益や景況感に対する先行き不透明感が広がったものの、雇用・所得環境の改善とともに個人消費に持ち直しの動きが見られ、企業の設備投資も増加基調が続くなど、総じて安定的に推移しました。住宅関連業界におきましては、地震や台風・豪雨などによる自然災害の影響等もあり、昨年9月までは需要の停滞が続いたものの、10月以降はとくに持家の着工が徐々に回復し、新設住宅着工戸数は95万2千戸と前年度の戸数をわずかに上回りました。このような状況のなか、当社グループは「お客様の素適な住まいづくりを心を込めて応援する企業を目指します」という経営理念のもと、地震に強く、安全・安心で、人にも環境にも優しい住まいの普及に取り組むとともに、エコロジーかつサステナブルな素材である木材の利用促進ならびに中・大規模木造建築物の需要拡大を推進いたしました。この結果、当連結会計年度の売上高は2,441億83百万円(前年同期比1.0%増加)となりました。営業利益は14億56百万円(前年同期比1,325.5%増加)、経常利益は7億84百万円(前年同期は経常損失1億67百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億68百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失1億52百万円)となりました。セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 ①建築資材事業建築資材事業におきましては、「耐震」「健康」「環境貢献」をテーマに掲げ、「住まいの耐震博覧会」「木と住まいの大博覧会」の開催等を通じて、耐震性をはじめ、性能の優れた住宅の普及に加え、木材の活用や、非住宅分野における木造のさまざまな構法等を積極的に提案し、木材および建材・住宅設備機器の販売拡大に努めました。また、取引先に対して「スマートウェルネス」や「脱炭素」の観点から、断熱性能が高く、経済性にも優れた住宅を提案するとともに、環境や健康に配慮した商品等の販売を強化することにより、住宅1棟当たりにおける建築資材の販売額の拡大にも注力いたしました。これらの結果、本事業の売上高は1,715億22百万円(前年同期比2.6%増加)となり、営業利益は28億22百万円(前年同期比6.2%減少)となりました。 ②住宅事業住宅事業におきましては、長期優良住宅の認定基準を上回る最高等級品質の一戸建住宅「パワーホーム」の販売とともに、資材調達・物流・施工の効率化等による収益の向上に努めました。また、免震構造による新築マンション「ノブレス」、中古マンションのリノベーションによる「リナイス」の販売に加え、ナイス住まいの情報館「住まいるCafe」やグループ会社などを通じた不動産仲介・売買、管理、賃貸、リフォーム等、不動産ストック関連の営業強化にも注力いたしました。これらの結果、本事業の売上高は637億32百万円(前年同期比3.5%減少)となり、営業利益は2億99百万円(前年同期は営業損失8億57百万円)となりました。 ③その他の事業その他の事業には、建築工事事業、一般放送事業(有線テレビ放送事業)等の生活関連サービス事業等が含まれており、売上高は89億28百万円(前年同期比5.7%増加)となり、営業利益は66百万円(前年同期比69.8%減少)となりました。 総資産は、前連結会計年度末に比べ2億3百万円増加し、1,791億68百万円となりました。投資有価証券は減少しましたが、受取手形及び売掛金は増加したことなどによるものです。負債は、前連結会計年度末に比べ9億49百万円増加し、1,355億41百万円となりました。支払手形及び買掛金は減少しましたが、借入金が増加したことなどによるものです。純資産は、前連結会計年度末に比べ7億46百万円減少し、436億27百万円となりました。その他有価証券評価差額金が減少したことなどによるものです。なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。(2)キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3億33百万円減少し、162億58百万円となりました。営業活動による資金の増加は、21億25百万円(前年同期比6億5百万円の収入増加)となりました。主な内訳は、たな卸資産の減少7億8百万円、仕入債務の減少16億44百万円、税金等調整前当期純利益の計上12億17百万円、減価償却費20億8百万円です。投資活動による資金の減少は、28億18百万円(前年同期比23億81百万円の支出減少)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出20億7百万円です。財務活動による資金の増加は、3億52百万円(前年同期比10億34百万円の収入増加)となりました。主な内訳は、短期借入金の増加23億7百万円、長期借入れによる収入166億66百万円、長期借入金の返済による支出155億70百万円、社債の償還による支出24億40百万円、配当金の支払額2億82百万円です。 (3)仕入及び販売の状況 ① 仕入実績当連結会計年度における仕入実績等をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。(ⅰ) 建築資材 部門金額(百万円