経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米中貿易摩擦の長期化による市場環境の悪化に加え、アジアの成長率鈍化を背景に減速傾向が続いておりましたが、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により一段と先行き不透明な状況となりました。国内では、消費税率引き上げによる大きな景気の減速はなく、緩やかな回復基調にありましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により減速傾向が明確となりました。 当社グループが関連する自動車業界におきましては、世界全体の新車販売台数は、中国、北米の2大市場やアジアにおいて前年度を下回ったこともあり、前年比マイナスに転じております。国内でも、自動車税環境性能割の軽減措置が下支えとなったものの、3年振りに前年比マイナスに転じました。 このような経営環境の中、当社グループにおきましては、さらなる収益改善と将来の成長に向け、生産ラインの自動化の推進、マザー工場である岐阜工場への生産移管、岡山工場におけるランプ一貫生産体制での立上げ等に取り組んでまいりました。その一方で、シート事業においては、米中問題や受注環境変動への対応に追われることとなりました。第二の柱として展開しております電子事業については、徐々に信頼度を高め受注の拡大ができているものの、新モデル切替時期の変更等の課題も発生しました。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は112,081百万円(前期比5.5%減)、営業利益は2,720百万円(前期比27.3%減)、経常利益は2,820百万円(前期比23.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は553百万円(前期比77.6%減)となりました。 また、当社グループは中期経営計画「Dream2020」フェーズ3の経営目標として2020年度営業利益率6%を掲げておりますが、2019年度営業利益率は2.4%となりました。2020年度におきましては、徹底的なロスの排除、原価低減活動、生産性向上を推進してまいりますが、新型コロナウイルス感染症による影響の見通しが不透明な中、さらに厳しい状況が予測されます。 なお、当社における新型コロナウィルス感染症の影響につきましては、感染拡大により得意先自動車メーカーが全世界で生産調整を行っていることから、当社でも国内外の生産拠点で生産調整を行っており、特に4月以降売上高の減少影響がでております。感染が先行した広州・武漢の中国拠点については、回復してきているものの、その他の国内外の拠点については生産調整が続いております。新型コロナウィルス感染症の収束時期は不透明であり、2021年3月期の一定期間にわたり当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があります。影響額については、現時点において合理的に算定することは困難であります。 セグメントの業績は次のとおりであります。(a) 自動車部品関連事業 自動車部品関連事業につきましては、北米、中国での減産などにより、売上高は108,224百万円(前期比5.5%減)、営業利益は2,700百万円(前期比27.0%減)となりました。 (b) ワイヤーハーネス関連事業 工作機械関連の受注が減少したことにより、売上高は2,849百万円(前年同期比6.2%減)営業利益は47百万円(前期比28.4%減)となりました。 (c) 福祉機器関連事業 電動車いすの販売が減少したことなどにより、売上高は1,006百万円(前期比4.3%減)、営業損失は40百万円(前期は39百万円の損失)となりました。 ②生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称生産高(百万円)前年同期比(%)自動車部品関連事業106,808△6.1ワイヤーハーネス関連事業2,849△6.2福祉機器関連事業1,006△4.3合 計110,664△6.1 (注)1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。2 上記の金額は、販売価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)自動車部品関連事業105,007△8.07,122△31.1ワイヤーハーネス関連事業3,45937.91,24096.8福祉機器関連事業1,016△3.32186.9合 計109,483△7.08,384△23.7 (注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)自動車部品関連事業108,224△5.5ワイヤーハーネス関連事業2,849△6.2福祉機器関連事業1,006△4.3合 計112,081△5.5 (注)1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。相手先前連結会計年度当連結会計年度販売高(百万円)割合(%)販売高(百万円)割合(%)日本発条㈱14,35712.115,90114.2NHK Seating of America,Inc.17,37214.714,54513.0 (2)経営者の視点によ