経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当社グループを取り巻く経営環境は、米国の保護主義的な政策の影響や米中の貿易摩擦に対する警戒感、英国のEU離脱問題等により世界経済の不確実性が増していたのに加え、2019年12月以降に発生が報告された新型コロナウイルス感染症の広がりにより世界経済が大きく減速したことにより、足元では先行きを見通せない厳しい状況となっております。当社グループの属する自動車業界の概況も、グローバルで販売・生産台数が落ち込み、先行き不透明な状況となっております。 このような情勢の中、当連結会計年度の売上高は、グローバルでお客様の生産台数減の影響を受け85,312百万円(前連結会計年度比5.9%減)となりました。営業利益は、海外の売上高減少に伴う利益減影響に加え英国子会社での退職給付費用増等があったものの日本セグメントにおいてコスト低減活動が進んだこと等により、2,159百万円(前連結会計年度比4.9%増)となりました。経常利益は、営業外収益として国内設備投資に関連する補助金収入208百万円を含む475百万円、営業外費用として為替差損137百万円、藤沢物流センター閉鎖に伴う事業所閉鎖損71百万円、北米子会社の取扱製品見直しに伴う在庫処分損60百万円を含む532百万円を計上し、2,101百万円(前連結会計年度比5.5%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、藤沢物流センター売却等による固定資産売却益1,538百万円等を計上し、1,794百万円(前連結会計年度比72.7%増)となりました。 セグメントの業績は、以下のとおりであります。(日本) 売上高(セグメント間売上高を含まない)は、特に例年自動車市場が活況となる2月・3月のお客様販売・生産台数大幅減の影響や前連結会計年度に寄与した電装品等の新規商品効果が限定的となったこと等により66,928百万円(前連結会計年度比3.1%減)となりました。セグメント利益は、操業減影響があったものの九州地区において投資した最新鋭設備による合理化効果、当社独自のコスト低減活動Faltec production systemの寄与が進んだこと等により、2,461百万円(前連結会計年度比63.3%増)となりました。(アジア) 売上高(セグメント間売上高を含まない)は、市場の停滞によるお客様の生産減の影響や中国子会社の取扱製品の見直し等により10,917百万円(前連結会計年度比6.3%減)となりました。セグメント利益は、中国子会社再編による人員効率化効果等あったもののタイ子会社の操業減影響や新車立上げ準備費用増等を補いきれず、932百万円(前連結会計年度比9.9%減)となりました。(北米他) 売上高(セグメント間売上高を含まない)は、英国のEU離脱問題に端を発したお客様の生産減の影響や北米子会社の取扱製品見直し影響等により7,466百万円(前連結会計年度比25.2%減)となりました。セグメント損失は、操業減影響に加え英国子会社の退職給付費用増や構造改革に伴う費用の計上等により1,327百万円(前連結会計年度は554百万円のセグメント損失)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は11,717百万円となり、前連結会計年度末比で1,741百万円の増加となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は、6,621百万円(前連結会計年度比4,800百万円増)となりました。主な資金の増加は、税金等調整前当期純利益3,350百万円、減価償却費4,153百万円、売上債権の減少2,883百万円であります。主な資金の減少は、仕入債務の減少2,410百万円、固定資産売却益1,498百万円、法人税等の支払596百万円であります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は、3,499百万円(前連結会計年度比4,725百万円減)となりました。主な内訳は、有形及び無形固定資産の取得による支出6,093百万円、固定資産の売却による収入2,657百万円であります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は、1,271百万円(前連結会計年度は2,541百万円の調達)となりました。主な内訳は、長期借入金の返済による支出5,524百万円、長期借入れによる収入3,000百万円、短期借入金の純増加額1,419百万円であります。③生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度生産高(百万円)前年同期比(%)日本58,16395.0アジア8,31893.1北米他6,77478.2合計73,25692.9(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。2.金額は、製造原価によっております。3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 b.受注実績 確定受注は主に納期直前であり、販売実績と重要な相違は無いため記載は省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度販売高(百万円)前年同期比(%)日本66,92896.9アジア10,91793.7北米他7,46674.8合計85,31294.1(注)1