経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、米中貿易摩擦、英国のEU離脱問題や日韓関係の悪化による先行き不透明があるものの、企業収益や雇用・所得環境の改善により、緩やかな回復基調が続いております。当社グループが主にサービスを提供する情報産業分野においては、IoTサービス、ビッグデータ、AIなど新たな技術活用 への投資が拡大し、またそれに伴う高度なセキュリティサービスなど、活発な広がりをみせており、これら企業の需要に対応する質の高いITエンジニアの採用・育成・確保の重要性が増しております。このような環境の下、当社グループは人材の強化を図るべく、強みである採用及び育成に取り組むとともに、みどりクラウド事業の次なるサービス展開を視野に入れた開発に注力してまいりました。また、ソフトウェア検証分野への参入、デジタルトランスフォーメーション領域への技術シフト等、技術領域をさらに拡大しつつ、高スキル技術者の育成及び獲得等、着実に技術者増と併せ高スキル化を図ってまいります。 (a) 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比べ1,175,543千円増加し5,370,727千円となりまし た。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ773,920千円増加し2,559,036千円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ401,623千円増加し2,811,690千円となりまし た。 (b) 経営成績 当連結会計年度の業績について、当社グループの売上高は11,410,214千円(前連結会計年度比26.5%増)、 営業利益は727,592千円(前連結会計年度比33.8%増)、経常利益は737,275千円(前連結会計年度比40.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益440,945千円(前連結会計年度比41.5%増)となりました。 事業分野別のセグメント概況は、次のとおりであります。なお、各報告セグメントの前連結会計年度比較については、前連結会計年度の数値を当連結会計年度の表示に合わせた数値に組み替えて表示しております。 (システムインテグレーション事業) システムインテグレーション事業においては、既存技術領域でのIT技術支援を推進し、長期安定的な分野であるITインフラ・クラウドテクノロジーや、デジタルクリエイティブ・WEB運営、WEBシステム開発などのサービスを提供しております。順調に案件の獲得が見込める既存の領域に留まらず、さらに市場ニーズの高まりが期待される「上級クラウド技術者」「プロジェクトマネージャ」等の特定領域における人材の育成・確保に注力しております。 これらの結果、当セグメントの売上高は9,933,784千円(前連結会計年度比17.2%増)、セグメント利益は790,678千円(前連結会計年度比12.3%増)となりました。 (デジタルトランスフォーメーション事業) デジタルトランスフォーメーション事業においては、企業の情報資産を保護するサイバーセキュリティ、IoTやAIを用い課題解決を図るデータサイエンス、データを可視化しRPAによる業務の効率化を実現するビジネスインテリジェンス、ITの活用で儲かる農業を実現する「みどりクラウド」などのサービスを提供しております。 当期は、高まるデータサイエンス、サイバーセキュリティ分野の人材需要に対応するため、各種分野の人材育成に注力し、事業規模の拡大を図ってまいりました。 また、「みどりクラウド」においては、流通・販売を支援する事業を実現するために、これまでの資産を活用 し、別分野へのIoTサービスを展開させてまいりました。 これらの結果、当セグメントの売上高は1,222,217千円(前連結会計年度比143.6%増)、セグメント利益は1,046千円(前連結会計年度はセグメント損失161,125千円)となりました。 (機械設計エンジニアリング事業) 機械設計エンジニアリング事業においては、連結子会社である株式会社ピーズエンジニアリングで3DCAD分野の技術提供、機械・金型などの受託設計サービスを提供しております。 自動車をはじめとする製品開発・設計の基本技術である3DCADは今後も技術者のニーズが期待できるため、専門性に特化した人材の創出を促進すべく、積極的な採用・教育活動を行っております。 これらの結果、当セグメントの売上高は244,590千円(前連結会計年度比578.9%増)、セグメント損失は36,878千円(前連結会計年度はセグメント利益1,254千円)となりました。 (その他事業) その他事業においては、当期に連結子会社となりました株式会社セラクECAでの有料職業紹介・人材派遣・IT技術教育講座等のサービスを提供しております。 株式会社セラクECAでは流動性の高いIT人材市場において、高度IT技術者を多様な人材ニーズとマッチングさせることや、他業種も含めた幅広い分野の教育型人材サービスを提供すべく、2019年1月より本格的に事業を開始しました。各種業界への人材流入を促し、優秀な人材の発掘に注力しております。 これらの結果、当セグメントの売上高は13,252千円、セグメント損失は25,873千円となりました。 なお、本事業セグメントは、当連結会計年度より連結子会社化した株式会社セラクECAの事業領域のため、前連結会計年度の比較については記載しておりません。