経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当社グループが事業を展開する英語関連市場においては、日本企業の海外展開や外国人労働者の受け入れ、訪日外国人の増加等によるグローバル化の進展や、学校における英語教育改革等が進み、グローバル言語としての英語の重要性及び学習ニーズが高まっております。それに伴い、英語学習のニーズは、単に趣味として英語を話して楽しく過ごすことではなく、「英語が話せるようになる」という「成果」を重視するトレンドに変化しております。また、英語関連市場と関わりの深い人材研修市場や人材採用市場においては、グローバルに活躍するために必要なスキルの獲得ニーズの高まりや、グローバルに活躍できる人材への需要の増加、人材流動性の上昇が起こっております。しかしながら、年明け以降、新型コロナウイルス感染症が世界的に流行し、その感染拡大を防止するために各種活動の自粛・制限がなされ、グローバル化の進展や労働市場の変化が減速及び停滞しております。その一方で、在宅勤務や外出自粛等による余暇時間の発生や、新型コロナウイルス感染症の終息後を見据えて、英語学習ニーズは底堅く推移しております。 このような環境の中、当社グループでは、従来の英会話の場を提供する低価格のオンライン英会話サービスの提供だけでなく、「英語が話せるようになる」という「成果」を生み出す高付加価値な英語関連サービスを展開するため、継続してサービス拡大や品質向上に取り組んでおります。また、AI等のテクノロジーの活用による学習効果の向上及びオペレーションの改善にも取り組んでおります。更に、当社グループでは世界中の人々が国境や言語の壁を越えて活躍できる社会の創造を目指すため、日本における英語関連事業の展開のみならず、グローバルリーダー育成及びキャリア関連への事業拡大や、事業の海外展開を目指し、取り組みを進めております。 当連結会計年度においては、個人向けサービスについてはマーケティング活動やサービス改善によりユーザー数が前年同期比で増加しております。また、法人・教育機関向けサービスについては営業体制の強化により導入企業数、ユーザー数が前年同期比で増加しております。その結果、売上高は増収となりました。売上原価は主にユーザー数の増加に伴うレッスン数の増加や、品質管理及びレッスン供給体制強化等により増加しております。一方で、販売費及び一般管理費については、従業員数が前年同期比で増加したことなどにより人件費が増加しているものの、生産性向上や事業効率化によりコスト効率化を進めた結果、その他の費用の増加は抑制され、収益性が向上しております。また、文教向けサービス事業子会社である株式会社エンビジョンにおいて、株式会社増進会ホールディングス(以下「Z会グループ」という。)との連携をより強固にするため、Z会グループより33.41%の出資を受け、合弁での事業運営を開始しております。以上の結果、当社グループの当連結会計年度における売上高は4,512,451千円と前年同期比872,608千円(24.0%)の増収、営業利益は446,576千円と同268,388千円(150.6%)の増益、経常利益は415,747千円と同246,340千円(145.4%)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は205,258千円と同80,658千円(64.7%)の増益となりました。なお、当社グループは英語関連事業の単一セグメントであるため、セグメント毎の記載はしておりません。また、当連結会計年度より、従来「オンライン英会話事業」としていた報告セグメントの名称を「英語関連事業」に変更しております。当該変更は名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は前連結会計年度末より849,345千円増加し、2,166,754千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度において営業活動により得られた資金は、577,321千円(前連結会計年度は370,226千円の収入)となりました。これは主に、売上債権の増加109,640千円や法人税等の支払額116,039千円があったものの、税金等調整前当期純利益379,695千円及び減価償却費227,588千円を計上したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度において投資活動により支出した資金は、170,325千円(前連結会計年度は230,372千円の支出)となりました。 これは主に、無形固定資産の取得による支出132,176千円及び有形固定資産の取得による支出29,416千円、敷金及び保証金の差入による支出26,821千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度において財務活動により得られた資金は、440,740千円(前連結会計年度は67,454千円の収入)となりました。 これは主に、自己株式の取得による支出183,648千円及び長期借入金の返済による支出130,000千円に対し、長期借入れによる収入600,000千円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a. 生産実績当社グループは、インターネットを利用したオンライン英会話レッスンの提供を事業としており、提供する