経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」と いう。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかな回復基調が継続しておりましたが、米中貿易摩擦や英国EU離脱など海外経済の不確実性に加え、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により国内外の経済が大きく影響を受け、先行き不透明な状況が一層高まっております。当社グループが属する業界では、スマートフォン市場の鈍化や大手半導体メーカーの新規設備投資に一部慎重な姿勢がみられたものの、IoTや5G(第5世代移動通信システム)の普及によるデータセンター向けの増加に伴い、半導体需要は回復傾向にあります。このような状況のもと、当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。なお、新型コロナウイルス感染症の拡大について、当連結会計年度における当社グループの事業活動に大きな影響はありませんでした。今後の収束時期によっては、国内外の経済活動の更なる減速、主要顧客の設備投資の遅れ、顧客工場における稼働率の大幅な低下などにより、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 a 財政状態当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ568百万円増加し、34,739百万円(前連結会計年度比1.7%増)となりました。当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ3,685百万円減少し、7,632百万円(前連結会計年度比32.6%減)となりました。当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,253百万円増加し、27,107百万円(前連結会計年度比18.6%増)となりました。 b 経営成績当連結会計年度の売上高は34,234百万円(前連結会計年度比4.7%減)、営業利益は8,102百万円(前連結会計年度比2.5%増)、経常利益は8,133百万円(前連結会計年度比2.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,596百万円(前連結会計年度比1.5%増)となりました。 各セグメントの経営成績は次のとおりであります。 (エレクトロニクス関連事業)当事業におきましては、中小型ディスプレイ工場向けで一部生産稼働停止の影響を受けたものの、顧客半導体工場の拡大と順調な生産活動を背景として、半導体製造装置メンテナンス案件、超純水プラント運転管理請負業務及びメンテナンス案件が増加し、当社グループの強みであります「トータルファシリティマネジメント(TFM)」を強化したことで、安定収益基盤である特殊ガス販売管理業務、その他周辺事業への技術サービス等を提供するオペレーション部門は堅調に推移しました。また、特殊ガス供給装置の開発製造、供給配管設計施工等のイニシャル部門では、主要顧客である半導体工場において新規設備投資は引き続き実施されているものの、当社の想定より遅れていることから、売上高は前連結会計年度に比べ減少となりましたが、第4四半期に供給配管設計施工案件が集中し作業効率化が図られたことで原価率低減に繋がり、利益は堅調に推移しました。この結果、売上高は前連結会計年度に比べ1,765百万円減少し、32,615百万円(前連結会計年度比5.1%減)となり、セグメント利益は前連結会計年度に比べ104百万円減少し、8,596百万円(前連結会計年度比1.2%減)となりました。※トータルファシリティマネジメント(TFM)当社グループは半導体、液晶関連工場等の生産工程で不可欠な特殊ガスを主軸に、超純水、薬液等に関連するインフラ事業を行う「トータルソリューションカンパニー」です。特殊ガス供給装置の開発製造、その供給装置から顧客製造装置までの供給配管設計施工といったイニシャル部門から、特殊ガス販売管理業務、その他周辺事業への技術サービスといったオペレーション部門まで一貫した事業を行っております。 (グラフィックスソリューション事業)当事業におきましては、デジタルサイネージ向け製品やビデオプロセッサーなどのグラフィックス製品を中心に積極的な営業活動を継続したことにより売上高及び利益は順調に推移しました。この結果、売上高は前連結会計年度に比べ75百万円増加し、1,413百万円(前連結会計年度比5.7%増)となり、セグメント利益は前連結会計年度に比べ89百万円増加し、317百万円(前連結会計年度比39.1%増)となりました。 (太陽光発電事業)当事業におきましては、三重県内で3か所の太陽光発電所(出力合計約3.9メガワット)が稼働しており、売上高及び利益は堅調に推移しました。この結果、売上高は前連結会計年度に比べ4百万円減少し、204百万円(前連結会計年度比1.9%減)となり、セグメント利益は前連結会計年度に比べ12百万円増加し、75百万円(前連結会計年度比20.0%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて3,398百万円増加し、5,870百万円(前連結会計年度比137.5%増)となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は8,880百万円(前連結会計年度比136.7%増)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益8,120百万円、リース債権及びリース投資資産の減少