経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。①財政状態及び経営成績の状況当事業年度における世界経済は、2019年11月に中国湖北省武漢で新型コロナウイルス感染症がアウトブレイクし、瞬く間に世界各国へ感染拡大しました。各国政府は、人の移動を規制しました。我が国経済は、2019年10月に、消費税率が10%に引き上げられ、個人消費は減速しました。また、輸出と生産は弱含みで推移しました。労働力市場は逼迫したままで、実質的な完全雇用の状態にありました。当社の主要原材料である銅の建値は、コロナショックにより、2020年3月末には、1トン58万円まで下落しました。この結果、当社の当事業年度の経営成績は、販売数量が2万4,022トン(前年同期比7.6%減少)となり、銅相場が前年同期と比較して下落したため、売上高につきましては172億18百万円(同16.7%減少)となりました。収益面につきましては、販売数量の減少や銅相場下落に伴う棚卸資産評価損を計上したこと等から、営業利益は11億4百万円(同11.4%減少)となりましたが、経常利益は銅相場の変動に備えたヘッジ取引により14億92百万円(同19.0%増加)、当期純利益は10億27百万円(同18.7%増加)となりました。当社は伸銅品関連事業の単一セグメントとしております。伸銅品関連事業の部門別の経営成績を示すと、次のとおりであります。 (伸銅品)当社の主力製品である伸銅品においては、販売数量が2万3,278トン(前年同期比7.4%減少)となり、売上高は、販売数量が減少し、主要原材料である銅の価格が下落基調にあったため、146億50百万円(同13.4%減少)となりました。 (伸銅加工品)伸銅加工品においては、売上高は9億36百万円(前年同期比7.3%減少)となりました。 (その他の金属材料)その他の金属材料においては、伸銅品原材料の転売が主で、売上高は16億31百万円(前年同期比40.2%減少)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、12億3百万円(前事業年度末比9億84百万円の増加)になりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、得られた資金は26億40百万円(前年同期比14億97百万円収入の増加)となりました。これは主に税引前当期純利益14億92百万円、売上債権の減少額15億36百万円の計上等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、使用した資金は82百万円(同10百万円支出の増加)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が78百万円であったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、使用した資金は15億73百万円(同5億59百万円支出の増加)となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出が15億50百万円であったこと等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当事業年度における伸銅品関連事業の生産実績を示すと、次のとおりであります。事業部門名生産高(百万円)前年同期比(%)伸銅品関連事業伸銅品13,83286.9伸銅加工品88493.0合計14,71687.2(注)1 金額は販売価格によっております。2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 b.受注実績 当事業年度における伸銅品関連事業の受注実績を示すと、次のとおりであります。事業部門名受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)伸銅品関連事業伸銅品14,22585.51,02770.7伸銅加工品88183.519077.6合計15,10685.31,21771.7(注)1 金額は販売価格によっております。2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 c.販売実績 当事業年度における伸銅品関連事業の販売実績を示すと、次のとおりであります。事業部門名販売高(百万円)前年同期比(%)伸銅品関連事業伸銅品14,65086.6伸銅加工品93692.7その他の金属材料1,63159.8合計17,21883.3(注)1 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。相手先前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)販売高(百万円)割合(%)販売高(百万円)割合(%)市原金属産業株式会社4,26020.63,08417.92 本表の金額には、消費税等は含まれておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績の分析(単位:百万円) 売上高営業利益経常利益当期純利益2020年3月期17,2181,1041,4921,0272019年3月期20,6601,2471,254865増減(増減率%)△3,442△16.7△142△11.423819.016218.7当事業年度の売上高は、販売数量が7.6%減少となり、銅相場が前年同期と比較して下落したため