4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費は一部に足踏み感が見られたものの、高水準の企業収益や雇用・所得環境の改善等により、緩やかに回復しています。一方で、米国の関税政策、継続的かつ全般的な物価上昇、人手不足の深刻化など、依然として先行き不透明な状況が続いています。当社グループの属する土木業界につきましては、公共投資は堅調に推移しており、今後の先行きについても、補正予算の効果もあって、底堅く推移することが見込まれます。しかしながら、大型セグメント案件の掘進時期は依然として見通せないことに加え、諸資材価格の高止まりや人件費の増加、2024年問題を契機とした物流費の上昇及びドライバー不足による工事予算不足に伴う工事の遅延が続発しており、事業環境としては厳しい状況が継続しております。このような状況下、当社グループは、主力のセグメント製品については厳しい競争環境が継続する見通しの中で、舗装版等の差別化製品を中心としたRC土木製品の売上拡大、セグメント製品の受注・生産量の積み増し、コスト上昇に対する販売価格転嫁の推進を図ることで、収益力の強化に取り組みました。この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、以下のとおりとなりました。 a. 経営成績当連結会計年度の経営成績は、舗装版を主因にRC土木製品の売上高が増加したこと等により、売上高は285億27百万円(前連結会計年度比6.0%増)と増加しました。一方、利益につきましては、セグメント製品の利益率低下等により、営業利益15億51百万円(前連結会計年度比15.3%減)、経常利益15億80百万円(前連結会計年度比14.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益8億35百万円(前連結会計年度比24.3%減)と減益となりました。なお、当社グループは、経営上の目標の達成状況を判断するため客観的な指標を売上高経常利益率5%とし、中長期的に安定して計上することを目標としておりますが、当連結会計年度の売上高経常利益率は、5.5%となりました。 b. 財政状態イ.資産当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末より46百万円減少し、367億19百万円(前連結会計年度比0.1%減)となりました。流動資産は8億74百万円減少の258億47百万円(前連結会計年度比3.3%減)、固定資産は8億28百万円増加の108億72百万円(前連結会計年度比8.2%増)となりました。流動資産の減少の主な要因は、仕掛品(前連結会計年度増減額8億64百万円)、電子記録債権(同7億19百万円)等が増加した一方で、売掛金(同△13億円)、預け金(同△8億29百万円)等が減少したことによるものです。固定資産の増加の主な要因は、建物及び構築物(純額)(同5億22百万円)、建設仮勘定(同2億17百万円)等が増加したことによるものです。 ロ.負債当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ4億68百万円減少し、129億79百万円(前連結会計年度比3.5%減)となりました。流動負債は4億85百万円減少の125億71百万円(前連結会計年度比3.7%減)、固定負債は16百万円増加の4億8百万円(前連結会計年度比4.3%増)となりました。負債の減少の主な要因は、未払金(前連結会計年度増減額11億円)等が増加した一方で、支払手形及び買掛金(同△15億76百万円)等が減少したことによるものです。 ハ.純資産当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ4億22百万円増加し、237億40百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加(前連結会計年度増減額3億97百万円)によるものです。以上の結果、自己資本比率は64.7%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ8億82百万円減少し、42億59百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、9億27百万円の収入(前連結会計年度は18億92百万円の支出)となりました。税金等調整前当期純利益は12億86百万円でありましたが、未払金の増加額(11億円)、減価償却費(6億89百万円)、売上債権の減少額(5億20百万円)等の収入要因と、仕入債務の減少額(△15億76百万円)、棚卸資産の増加額(△7億94百万円)等の支出要因を加減算したものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、13億26百万円の支出(前連結会計年度は7億27百万円の支出)となりました。有形固定資産の取得による支出(△12億81百万円)が主なものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、4億84百万円の支出(前連結会計年度は1億92百万円の支出)となりました。配当金の支払額(△4億37百万円)が主なものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(千t)前年同期比(%)土木事業25788.8 (注) 千t未満を切り捨てて表示しております。 b. 受注実績当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。