経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 業績の状況 前第3四半期連結累計期間当第3四半期連結累計期間増減率 百万円百万円%売上収益460,835465,7391.1 タイヤ317,088318,3600.4 MB84,58387,1413.0 ATG52,35953,6292.4 その他6,8056,610△2.9事業利益35,58825,835△27.4 タイヤ23,75311,719△50.7 MB4,5745,67224.0 ATG6,3447,57319.4 その他888763△14.1 調整額28110―営業利益26,95333,36123.8税引前四半期利益24,32530,98127.4親会社の所有者に帰属する四半期利益16,26528,31174.1 (注)事業利益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。 当第3四半期連結累計期間(2019年1月1日~2019年9月30日)における当社グループをとり巻く環境は、国内においては、生産活動が低調な中にあって、消費増税に対する駆け込み需要による内需にけん引される形で、景気は横ばいとなりました。 海外においては、米国では良好な雇用・金融環境が個人消費を下支えしているものの、先行きには懸念も見られ、景気回復に減速が見受けられました。 また欧州では、製造業の低迷が長期化しているほか、中国では米国による関税引き上げ等の影響により外需が低迷していることに加え、内需においても、その回復が遅れていることから、景気の低迷が続きました。 なお、今後の世界経済においては、米中貿易摩擦問題の影響等から減速傾向が鮮明になる中で、急速に不透明感が増しております。こうした状況の中、当社グループは、中期経営計画GD2020に基づいた成長戦略と経営基盤強化に取り組んだ結果、当第3四半期連結累計期間の連結売上収益は4,657億39百万円(前年同期比1.1%増)となり、連結事業利益は258億35百万円(前年同期比27.4%減)となりました。 また、第1四半期に計上した固定資産の売却益等により連結営業利益は333億61百万円(前年同期比23.8%増)、インドの法人税率引き下げに伴いATGで組織再編時に計上した税金負債を取り崩したこと等から親会社の所有者に帰属する四半期利益は283億11百万円(前年同期比74.1%増)となりました。なお、連結売上収益、親会社の所有者に帰属する四半期利益はそれぞれ過去最高となりました。セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 ① タイヤ売上収益は3,183億60百万円(前年同期比0.4%増)で、当社グループの連結売上収益の68.4%を占めており、事業利益は117億19百万円(前年同期比50.7%減)となりました。新車用タイヤは、国内では納入車種の切り替えなどにより販売が低調だったほか、海外においても、中国で自動車生産の調整が継続したことから、引き続き販売が低調で、新車用タイヤ全体としては、売上収益は前年同期を下回りました。 市販用タイヤは、積極的にグローバル・フラッグシップブランド「ADVAN(アドバン)」シリーズや低燃費タイヤブランド「BluEarth(ブルーアース)」シリーズ、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」シリーズ等の高付加価値商品の拡販に努めたほか、中期経営計画GD2020に沿った各種戦略を進めました。 国内では、昨年の暖冬の影響により年初は冬用タイヤの販売が低調だったものの、春以降の夏用タイヤの販売が堅調だったことに加え、値上げや消費増税に対する駆け込み需要があったことで、特に第3四半期の販売が好調だったことから海外を含め、市販用タイヤ全体としては、売上収益は前年同期を上回りました。 以上の結果、タイヤ事業の売上収益は前年同期を上回りましたが、事業利益については生産量減少に伴う製造原価の悪化、物流関連費用の悪化に加え、為替が円高で推移したことなどの影響により減益となりました。 ② MB(マルチプル・ビジネスの略)売上収益は871億41百万円(前年同期比3.0%増)で、当社グループの連結売上収益の18.7%を占めており、事業利益は56億72百万円(前年同期比24.0%増)となりました。ホース配管事業は、海外において、新規の自動車向け受注を獲得するなど好調で、売上収益は前年同期を上回りました。 工業資材事業は、国内外でコンベヤベルト販売が順調で、売上収益は前年同期を上回りました。 またハマタイト事業は、国内の建築用シーリング材の販売が好調で、売上収益は前年同期を上回りました。 航空部品事業も、官需、民需とも好調で、売上収益は前年同期を上回りました。 以上の結果、MB事業では、売上収益、事業利益とも前年同期を上回りました。 ③ ATG売上収益は536億29百万円(前年同期比2.4%増)で、当社グループの連結売上収益の11.5%を占めており、事業利益は75億73百万円(前年同期比19.4%増)となりました。農業機械用・産業車両用タイヤを始めとするオフハイウェイタイヤは、特に市販用タイヤの販売が好調で、売上収益、事業利益とも前年同期を上回りました。 (2) キャッシュ・フローの状況当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、217億41百万円となり、前連結会計年度末に比べて100億4百万円の減少となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当第3四半期連結累計期間における営業活動に