経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」といいます。)の状況の概要は以下のとおりであります。①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における世界経済は、米中貿易摩擦による中国経済の減速そして英国のEU離脱等による影響で不透明感が増している中、新型コロナウイルスの影響が中国から北米、欧州、アジアなどへ拡がったことにより、減速に転じていきました。また日本経済は、消費増税や台風等の影響から2020年の年明け以降回復が期待されておりましたが、米中貿易摩擦、新型コロナウイルスの影響も加わり一段と落ち込みました。 このような環境下、一昨年8月から当社グループの一員となった米国QualiChem社の影響もあり売上高は前期比6.0%増の37,274百万円となりました。また、営業利益は前期比6.6%増の2,213百万円、経常利益は前期比3.2%増の2,718百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比10.9%増の1,913百万円となりました。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 (a) 日本国内の自動車生産台数は非常に厳しい状態が続いており、また米国及び中国向けの自動車部品の輸出についても減少しております。その結果セグメント売上高は前期比4.9%減の17,078百万円となりました。セグメント利益は前期比8.7%減の759百万円となりました。 (b) 南北アメリカ既存のアメリカ・ユシロは日系自動車メーカーの生産減の影響で前期の売上高を下回りました。また、ブラジル・ユシロは製品の価格改定及び国内の自動車生産台数が堅調に推移している影響で現地通貨ベースでは増収も換算為替の影響で円貨ベースでは減収となりました。しかし、メキシコ・ユシロは自動車生産台数が減少しているものの既存顧客のシェア拡大により増収、また一昨年8月から当社グループの一員となった QualiChem社の実績によりセグメント売上高は前期比49.7%増の11,280百万円と前期を大きく上回りました。セグメント利益もQualiChem社の利益貢献及び昨年赤字であったブラジル・ユシロの黒字化により前期比148.8%増の985百万円となりました。 (c) 中国米中貿易摩擦の影響等により自動車生産台数が減少しており、その結果セグメント売上高は前期比11.1%減の4,340百万円となりました。セグメント利益は、原材料価格の高騰及び人件費の上昇が続いている影響により前期比34.9%減の287百万円となりました。 (d) 東南アジア/インド米中貿易摩擦による自動車生産台数の減少及び自動車部品の輸出が低迷している影響もありタイ・ユシロ及びマレーシア・ユシロは減収となりました。またインド・ユシロも新型コロナウイルスの影響等により減収となりましたが、インドネシア・ユシロは、国内の自動車生産台数は減少しましたが既存顧客のシェア拡大により増収となりました。その結果、セグメント売上高は前期比4.4%減の4,575百万円となりました。セグメント利益は、減収による影響はありましたがタイ・ユシロでの費用削減等により前期比10.9%増の593百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における、現金及び現金同等物の残高は、7,150百万円となり、前連結会計年度末に比べ202百万円増加しました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により2,829百万円の収入超過となりました。これは、仕入債務の減少額658百万円、法人税等の支払額508百万円、持分法による投資利益382百万円等がありましたが、税金等調整前当期純利益2,734百万円、減価償却費997百万円、売上債権の減少額521百万円等の収入によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により1,111百万円の支出超過となりました。これは、定期預金の払戻による収入236百万円等がありましたが、有形固定資産の取得による支出814百万円等によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により1,508百万円の支出超過となりました。これは、長期借入金の返済による支出876百万円、配当金の支払額610百万円等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績(a) 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)日本16,92095.3南北アメリカ11,142144.5中国5,67095.7東南アジア/インド4,54993.5計38,282105.6 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しておりません。2 金額は販売価格によります。3 上記の金額には消費税等は含まれておりません。 (b) 受注状況当グループの生産は全量見込生産を行っております。 (c) 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)日本17,07895.1南北アメリカ11,280149.7中国4,34088.9東南アジア/インド4,57595.6合計37,274106.0 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 上記の金額には消費税等は含まれておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお