経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績当連結会計年度における国内経済は、消費税増税による個人消費への影響も少なく、緩やかな景気回復基調が続きましたが、製造業においては米中関係の悪化が長引いたことで外需が減少し、企業決算の下方修正が相次ぎました。海外では、長期化する米中貿易摩擦により中国の生産が鈍化し、周辺アジア諸国へのシフトが加速しました。英国のEU離脱問題など、海外政治情勢の不安定な状態が継続していることに加え、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う企業活動の停滞による経済の減速懸念など、不透明な状況が継続しており、今後の推移を注視していく必要があります。当社グループを取り巻く事業環境は、米中貿易摩擦に端を発した相互の関税強化により中国経済の減速感が広がり、その影響が韓国や台湾に波及したことにより、自動車産業やスマートフォン市場が低迷し、上半期は当社にとって非常に厳しいスタートとなりました。その後、売上高は回復したものの、前半の落ち込みを挽回するまでには至りませんでした。なお、当連結会計年度における新型コロナウイルス感染拡大の影響は概ねございませんでした。 その結果、当社グループの経営成績は次のとおりとなりました。 前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)当連結会計年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)前年同期比売上高24,866百万円22,319百万円10.2%減営業利益7,072百万円6,297百万円11.0%減経常利益7,192百万円6,240百万円13.2%減親会社株主に帰属する当期純利益4,963百万円4,416百万円11.0%減 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。(薬品事業)電子分野中国 5G(第5世代移動通信システム)の基地局に使用されるアンテナ用基板の需要が増加したことにより、堅調に推移しました。台湾 スマートフォン新旧機種ともに出荷量が増加したことにより、堅調に推移しました。韓国 半導体市場は回復傾向にあったものの、在庫調整の継続及び基板メーカーがHDI(高密度配線)基板事業を撤退したことにより、軟調に推移しました。 装飾分野日本 上半期は自動車新車種発売があり底堅く推移しましたが、下半期で落ち込みが大きく通期で軟調に推移しました。中国 米中貿易摩擦、環境規制の厳格化などの影響を受け、自動車の販売台数、生産稼働が鈍化したものの、営業拡販努力により堅調に推移しました。 その結果、売上高は19,356百万円(前年同期比3.4%減)、セグメント利益は7,347百万円(前年同期比6.6%減)となりました。 (装置事業)自動車部品向けの投資需要が一段落し、大型案件が減少したことで、売上高は大幅に減少しました。その結果、売上高は2,936百万円(前年同期比38.8%減)、セグメント損失は8百万円(前年同期はセグメント利益209百万円)となりました。 (その他事業)その他事業におきましては、売上高は27百万円(前年同期比23.4%減)となり、セグメント損失は90百万円(前年同期はセグメント損失70百万円)となりました。 生産、商品仕入、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。① 生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)前年同期比(%)薬品事業(千円)18,846,905102.9装置事業(千円)2,933,78661.1報告セグメント計(千円)21,780,69294.2その他(千円)12,46967.5 合計(千円)21,793,16194.2 (注) 1.金額は、販売価格によっております。2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 ② 商品仕入実績当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)前年同期比(%)薬品事業(千円)954,47684.9 (注) 1.金額は、仕入価格によっております。2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。4.装置事業においては、商品仕入は行っておりませんので、該当事項はありません。 ③ 受注状況当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)装置事業2,840,572132.81,212,17996.3 (注) 1.金額は、販売価格によっております。2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。4. 上記の金額は、機械装置の製作・据付に関する請負契約等の受注状況を記載しており、表面処理薬品及び商品に関する受注は、売上計上までの期間が短期間であるため、記載を省略しております。 ④ 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2019年4月