経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は以下のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済対策及び金融政策等の影響もあり、雇用情勢の改善等緩やかな回復基調が続いた一方で、米国の政策動向に伴う影響や、中国・新興国経済の成長鈍化懸念ならびに中東・東アジアの地政学的リスク、新型コロナウイルスの感染拡大の可能性により、世界景気の減速懸念が広がり先行きは不透明な状況で推移いたしました。このような環境の中、当社グループは「人の能力をプロデュースすることにより社会に貢献する」ことを理念として掲げ、事業を運営してまいりました。当社グループのネットワークする、クリエイター、医師、ITエンジニア、弁護士、会計士、建築士、ファッションデザイナー、シェフ、プロフェッサー等、専門的な能力を有するプロフェッショナルへのニーズは旺盛で、事業が堅調に推移するとともに、今後の成長に繋がる取り組みを積極的に推進してまいりました。売上高は、各セグメントにおいて前年同期を上回り、順調に推移いたしました。クリエイティブ分野(日本)において、エージェンシー(派遣・紹介)、プロデュース(請負)及びライツマネジメント(知財流通)事業がそれぞれ伸長したことに加え、医療分野、会計・法曹分野そして新規事業分野において着実に事業基盤が拡大したことにより、概ね期初計画通りに推移し、過去最高の売上高となりました。利益面においては、韓国の現地法人CREEK & RIVER KOREA Co., Ltd.がライセンス展開するスマートフォン(スマホ)ゲームのグローバル配信が当初より遅れたことや、連結子会社株式会社クレイテックワークスの自社開発スマホゲーム「パレットパレード」が大幅に想定を下回る等、一部に課題を残しましたが、各セグメントにおいて売上高が順調に推移したことにより、前年同期比で着実な成長を実現いたしました。 a 経営成績当連結会計年度の業績は、売上高32,946百万円(前期比111.4%)、営業利益2,083百万円(前期比132.0%)、経常利益2,103百万円(前期比132.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,359百万円(前期比140.2%)となりました。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 b 財政状態当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,916百万円増加し、16,230百万円となりました。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,717百万円増加し、7,829百万円となりました。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,199百万円増加し、8,400百万円となりました。 セグメントの経営成績は次のとおりです。 (クリエイティブ分野(日本))クリエイティブ分野(日本)は、グループの中核となる当社が、映像、ゲーム、Web、広告・出版等のクリエイティブ領域で活躍するクリエイターを対象としたプロデュース、エージェンシー、ライツマネジメント事業を展開している他、連結子会社である株式会社クレイテックワークスがゲーム分野でのプロデュース事業及びライツマネジメント事業を展開しております。映像・TV・映像技術関連分野においては、制作スタジオを中心にTV番組の企画・制作力を強化し、バラエティ、情報、ドキュメンタリー等地上波、BS番組の需要増に対応するとともに、動画配信サービスへの取り組みを積極的に推進しております。TVディレクターの育成講座の開催や映像業界に特化した自社の求人情報サイト「映像しごと.com」、日本全国の放送局のネットワーク化等、当社独自のサービス拡充を通じて、TV番組等の制作・技術スタッフ数が順調に増加し、映像業界で確固たる実績を積み重ねております。2019年7月には、「大阪万博2025」等の大型イベント開催で増加が見込まれる関西地区の映像・Web・ゲーム等のクリエイティブ・ニーズに対応するため、当社大阪支社のオフィス面積を増床し、企画開発及びクリエイターの育成機能を強化いたしました。YouTube「オンラインクリエイターズ(OC)」の運用においては、YouTuberによりアップロードされた動画の再生回数が堅調に推移している他、企業やTV番組のYouTubeチャンネルの運用受託が増加しております。2019年3月より株式会社超十代(本社:東京都渋谷区、代表取締役:平藤真治)と共同で、10代に圧倒的な人気のYouTubeチャンネル「超十代チャンネルULTRA TEENS Channel」を企画・制作・運営する他、人気YouTuberとストリートでピアノイベントを企画する等、拡大する動画市場への取り組みを加速しております。ゲーム分野においては、制作スタジオでの制作受託案件や、韓国の現地法人CREEK & RIVER KOREA Co., Ltd.等、海外と連携した共同開発やIP(知的財産)を活用した自社開発、他社コンテンツとコラボレーションしたイベントを開催しております。さらに制作スタジオでは、ゲームの演出効果を高める「VFX」や世界観を左右する「シナリオ」等、ゲーム開発のキーとなるメンバーが多数所属し、コンシューマー、