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経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、当社グループは、前連結会計年度末よりIFRSに準拠した連結財務諸表を開示しており、前第3四半期連結累計期間の数値もIFRSベースに組み替えて比較・分析しております。 (1) 業績の状況当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は、円高の影響があった一方、豪州塗料メーカーDuluxGroup Limited及びトルコ塗料メーカーBetek Boya ve Kimya Sanayi Anonim Sirketiを子会社化したことにより、連結売上収益は4,951億19百万円(前年同期比4.3%増)となりました。連結営業利益は、前年同期に中国で環境規制に伴う工場退去の補助金収入などがあったことから664億79百万円(前年同期比0.5%減)となりました。連結税引前四半期利益は659億28百万円(前年同期比3.8%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は326億97百万円(前年同期比6.6%減)となりました。 セグメントの状況は次のとおりであります。なお、当第3四半期連結会計期間より、報告セグメントとして「オセアニア」を追加しております。 ≪日本≫当地域では、自動車用塗料の売上収益については、自動車生産台数が前年同期を上回ったことに加えて、高意匠・高付加価値塗料の出荷が好調に推移したことなどから、前年同期を上回りました。工業用塗料の売上収益については、前年に発生した自然災害からの復旧に伴い需要が増加したことなどから、前年同期を上回りました。汎用塗料の売上収益については、市況が堅調に推移するなか、リテール領域での拡販に努めたことなどから前年同期を上回りました。これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は1,365億1百万円(前年同期比2.2%増)となりました。また、連結営業利益は原材料価格の上昇に加えて、2019年4月に公表した企業買収に関連し株式取得関連費用を計上したことなどから328億16百万円(前年同期比8.8%減)となりました。この連結営業利益には海外グループ会社からの受取配当金135億85百万円(前年同期は140億12百万円)が含まれております。なお、この受取配当金は内部取引であるため、セグメント間取引消去その他の調整額として全額消去されます。 ≪アジア≫当地域では、自動車生産台数が中国及びインド、タイで前年同期を下回ったことから、自動車用塗料の売上収益は前年同期を大きく下回りました。アジアの主力事業である汎用塗料の売上収益については、シンガポールなどにおいて市況が低調に推移した一方で、中国において主力である住宅内装用塗料の販売促進活動に注力したことや、建築外装用塗料の売上が好調に推移したことから、前年同期を上回りました。これらに加えて円高の影響があり、当地域セグメントの連結売上収益は2,710億63百万円(前年同期比1.1%減)、連結営業利益は原材料価格が下落した一方で、前年同期に中国で環境規制に伴う工場退去の補助金収入などがあったことから400億28百万円(前年同期比1.1%減)となりました。 ≪オセアニア≫当地域では、2019年9月からのDuluxGroup Limitedの損益を当社グループの連結業績に反映しております。汎用塗料事業及び塗料周辺事業については、豪州の新築住宅市場が軟調に推移するなか、販促活動やシェア増加により、堅調に推移しました。これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は131億48百万円、連結営業利益は28億97百万円となりました。 ≪米州≫当地域では、自動車用塗料の売上収益については、中核地域であるアメリカにおいて自動車生産台数が低調に推移したことなどから前年同期を下回りました。汎用塗料の売上収益については、高付加価値商品の拡販や店舗数の拡大により前年同期を上回りました。これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は569億11百万円(前年同期比0.4%増)、連結営業利益は人員増などにより販管費が増加したため39億74百万円(前年同期比7.3%減)となりました。 ≪その他≫当地域では、自動車用塗料の売上収益について、域内の自動車生産台数が低調に推移したことに加えて円高の影響があり、前年同期を下回りました。また、2019年7月からのBetek Boya ve Kimya Sanayi Anonim Sirketiの損益を当社グループの連結業績に反映しており、同社の業績は堅調に推移しました。これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は174億93百万円(前年同期比70.1%増)、連結営業利益は3億52百万円(前年同期比936.4%増)となりました。 (2) 財政状態の分析当第3四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末と比較して4,635億33百万円増加し、1兆4,175億22百万円となりました。流動資産につきましては、前連結会計年度末と比較して618億45百万円増加しておりますが、主な要因は、現金及び現金同等物が減少した一方で、営業債権及びその他の債権が増加したことなどによるものです。また、非流動資産につきましては、前連結会計年度末と比較して4,016億87百万円増加しております。主な要因は、IFRS第16号の適用に伴う有形固定資産の増加やDuluxGroup Limited及びBetek Boya ve Kimya Sanayi Anonim Sirketiの買収により、有形固定資産や無形資産が増加したことなどによるものです。負債につきましては、前連結会計年度末と比較して4,588億77百万円増