経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当事業年度における我が国の経済は、相次ぐ自然災害や消費税率の引き上げ等が有った一方、雇用情勢や所得環境の改善等から穏やかな回復基調で推移しています。しかしながらこの2月以降新型コロナウイルス感染症が世界的広がりを見せ、その更なる拡大と長期化に伴い企業活動の停滞による影響が懸念されています。 臨床検査薬業界におきましては、市場規模は横ばいから微増で推移するも、新型コロナウイルス感染拡大に伴う通常検体検査の減少等の影響が懸念されます。 このような環境の下、当社では新型コロナウイルス感染拡大の影響は軽微であり、当事業年度における売上高は、46億9百万円(前年同期比1.3%減)となりました。検査分野別では、生化学検査分野は、腎機能や糖尿病項目が堅調に推移し22億3千5百万円(前年同期比8.4%増)、免疫検査分野は、輸血検査試薬等が順調に推移した一方、インフルエンザ等の感染症項目の減収から22億1千1百万円(前年同期比9.3%減)となりました。また、その他の分野は、1億6千2百万円(前年同期比4.4%減)となりました。 営業利益は、6億8百万円(前年同期比4.7%増)、経常利益は、6億1千6百万円(前年同期比3.3%増)、当期純利益は、3億9千8百万円(前年同期比3.3%増)となりました。 ②財政状態の状況 当事業年度末における総資産の額は、67億4千4百万円となり、前事業年度末と比べ8億8千6百万円の増加となりました。流動資産は38億6百万円となり、前事業年度末と比べ9億7千5百万円の増加となりました。その主な要因は、売掛金1億3千4百万円、たな卸資産2千7百万円等がそれぞれ減少したものの、現金及び預金が10億1千1百万円、受取手形1億2千1百万円等がそれぞれ増加したことによるものです。固定資産は29億3千8百万円となり、前事業年度末と比べ8千9百万円の減少となりました。その主な要因は、リース資産5千9百万円等が増加したものの、その一方で、減価償却費の進捗1億3千5百万円等が減少したことによるものです。 当事業年度末における負債の額は、23億6千3百万円となり、前事業年度末と比べ1億3千9百万円の増加となりました。その主な要因は、借入金5千万円等が減少したものの、その一方で、買掛金5千7百万円、リース債務6千4百万円、未払法人税等3千8百万円等がそれぞれ増加したことによるものです。 当事業年度末における純資産の額は43億8千1百万円となり、前事業年度末と比べ7億4千6百万円の増加となりました。その主な要因は、配当金5千9百万円の支払い等をしたものの、その一方で、自己株式5億5百万円の処分、当期純利益3億9千8百万円を計上したこと等によるものです。 ③キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は16億2千4百万円となり、前事業年度末と比べ10億1千1百万円の増加となりました。各キャッシユ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動は6億7千8百万円の資金の増加(前年同期は4億2千5百万円の増加)となりました。その主な資金の増加要因は、法人税等の支払1億7千6百万円等により減少したものの、その一方で、税引前当期純利益5億9千9百万円、減価償却費1億3千5百万円、仕入債務の増加5千3百万円等により増加したものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動は5千2百万円の資金の支出(前年同期は1千9百万円の支出)となりました。その主な資金の支出要因は、製造設備やソフトウェアを中心とした固定資産の取得5千5百万円等の支出によります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動は3億8千5百万円の資金の増加(前年同期は6億4千7百万円の支出)となりました。その主な資金の増加要因は、配当金の支払い5千9百万円、短期借入金の返済による支出5千万円等により減少したものの、その一方で、自己株式の売却による収入4億3千5百万円、セール・アンド・リースバックによる収入9千4百万円等により増加したものです。 ④生産、受注及び販売の実績 (1)生産実績 当事業年度の生産実績は、次のとおりであります。セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)臨床検査薬の製造及び販売事業3,948,462100.8 (注)当事業年度の生産実績を検査分野別に示すと、次のとおりであります。検査分野別当事業年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)前年同期比(%)生化学検査試薬(千円)2,360,265111.6免疫検査試薬(千円)1,405,985105.9その他(千円)182,21238.4合計(千円)3,948,462100.8 1.金額は販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。 2.その他の検査分野に著しい変動がありました。これは、主に検査機器の生産数量の減少によるものであります。 (2)商品仕入実績 当事業年度の商品仕入実績は、次のとおりであります。セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)臨床検査薬の製造及び販売事業772,02271.0 (注)当事業年度の商品仕入実績を検査分野別に示すと、次のとおりであります。検査分野別当事業年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)前年同期比(%)生化学検査試薬(千円)50,641125.8免疫検査試薬(千円)706,735