経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における参天製薬グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりです。 ①財政状態及び経営成績の状況世界の眼科薬市場は、ここ数年堅調な伸びを示しており、特にアジア地域では継続的に力強い市場拡大基調を示しており、また、最大市場である米国や欧州諸国も伸長傾向にあります。日本は、直近の傾向では前年同水準ではあるものの、米国に次ぎ世界第二位の市場規模を維持しています。このような市場環境の下、当連結会計年度の業績は、次のとおりとなりました。 (ア)財政状態当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ176億円増加し、4,088億円となりました。当連結会計年度末の資本合計は、前連結会計年度末に比べ100億円増加し、3,026億円となりました。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ76億円増加し、1,062億円となりました。 (イ)経営成績当連結会計年度の経営成績は、コアベースでは、売上収益2,416億円(前年同期比3.2%増)、コア営業利益500億円(同3.7%増)、親会社の所有者に帰属するコア当期利益359億円(同0.5%減)となりました。IFRS(フル)ベースでは、売上収益2,416億円(前年同期比3.2%増)、営業利益335億円(同25.6%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益236億円(同26.1%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物は、配当金の支払い、有形固定資産および無形資産の取得による支出などがあった一方、営業活動の結果得た資金が399億円あったことなどにより、前連結会計年度末と比べ206億円増加し、914億円となりました。 ③生産、受注及び販売の実績参天製薬グループは単一セグメントであり、当連結会計年度における実績は次のとおりです。 (ア)生産実績及び商品仕入実績 金額(百万円)対前年度増減率(%)生産実績180,01312.5商品仕入実績53,9123.7 (注)1 生産実績の金額は販売価格によっており、消費税等は含まれていません。 2 商品仕入実績の金額は仕入価格によっており、消費税等は含まれていません。 (イ)受注実績参天製薬グループは販売計画、在庫状況を基礎として生産計画を立案し、これによって生産を行っていますので受注生産は行っていません。 (ウ)販売実績 金額(百万円)対前年度増減率(%)販売実績241,5553.2 (注)1 最近2連結会計年度における、主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりです。 前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)株式会社スズケン44,32518.946,98419.5株式会社メディセオ32,31313.833,26313.8 2 上記金額には、消費税等は含まれていません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による参天製薬グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容(ア)経営成績等ⅰ 財政状態(単位:百万円) 前連結会計年度当連結会計年度増減額資産391,186408,76817,582資本292,572302,5609,988負債98,614106,2087,594親会社所有者帰属持分比率74.4%74.1%△0.3ポイント当連結会計年度末の資産は、4,088億円となりました。中国の合弁事業(重慶参天科瑞製薬有限公司)における有形固定資産の減損およびTRACON Pharmaceuticals, Inc.(アメリカ)と開発を進めていた滲出型加齢黄斑変性治療薬DE-122の開発中止に伴う無形資産の減損に伴う有形固定資産および無形資産の減少の一方、現金及び現金同等物の増加、およびIFRS第16号「リース」適用による有形固定資産の増加などにより前連結会計年度と比べ176億円増加しました。資本は、3,026億円となりました。その他の資本の構成要素の減少などがあった一方、利益剰余金の増加などにより前連結会計年度末と比べ100億円増加しました。負債は、1,062億円となりました。繰延税金負債の減少などがあった一方、IFRS第16号「リース」適用による金融負債およびその他の金融負債の増加などにより前連結会計年度末と比べ76億円増加しました。以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末と比べ0.3ポイント減少し、74.1%となりました。 ⅱ 経営成績イ.コアベース ※1(単位:百万円) 前連結会計年度当連結会計年度対前年度増減率売上収益234,026241,5553.2%コア営業利益48,23050,0233.7%コア当期利益36,09235,894△0.5%親会社の所有者に帰属するコア当期利益36,10335,928△0.5% [売上収益]前連結会計年度と比べ3.2%増加し、2,416億円となりました。主力の医療用医薬品事業においては、日本では前連結会計年度と比べ4.1%増加しました。中国、アジア地域およびEMEA(ヨーロッパ、中東およびアフリカ)では、一部地域において、当第4四半期連結会計期間に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による売上の減速はあったものの、当社製品は順調に市場浸透し、成長を維持しています。売上収益の内訳は次のとおりです。 上段:金額 下段: