経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要① 経営成績の状況 当連結会計年度(2019年4月1日~2020年3月31日)の当社グループの主要顧客である土木・建築業界を取り巻く環境につきまして、公共投資・民間投資ともに底堅く推移いたしました。しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大により、先行きについては予断を許さない状況となりました。 このような状況のなか、当社グループにおきましては、2019年3月期から2021年3月期までの3ヵ年を対象にした中期経営計画を策定しており、当社グループは建設ICTの専門企業として、その中核となる中期経営方針に下記の4項目を掲げ、この方針を基に事業を着実に展開してまいりました。 ・土木系から建築系へ対象顧客の業種拡大 ・地場ゼネコンから広域ゼネコンへターゲット拡大 ・建設ICTの独自商品・サービス強化及びシェア拡大 ・営業体制・機能の強化による生産性向上及び市場開拓 当連結会計年度の業績につきましては、売上高は9,172百万円(前期比6.5%増)、営業利益は1,852百万円(前期比16.5%増)となりました。 主力事業の建設ICT(システム事業・測量計測事業)においては、新規顧客開拓等を積極的に進めた結果、当事業の売上高は7,524百万円(前期比9.3%増)となりました。 利益面では、売上高の増加により、売上総利益が3,525百万円(前期比11.3%増)と順調に推移いたしました。建設ICT(システム事業・測量計測事業)への人員増加策及び処遇改善による人件費の増加などにより、当事業の販売費及び一般管理費が1,910百万円(前期比8.2%増)となりましたが、売上総利益の増加により営業利益は1,615百万円(前期比15.2%増)となりました。その結果、グループ全体としては、売上総利益、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益において前連結会計年度を上回る実績となりました。 以上の結果、当連結会計年度の実績は、下記表のとおりとなりました。 ▼当社グループ (単位:百万円、%) 前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)前期比売上高8,6139,1726.5営業利益1,5901,85216.5営業利益率18.520.21.7pt経常利益1,5591,81816.6親会社株主に帰属する当期純利益1,0661,24817.1 ▼建設ICT (単位:百万円、%) 前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)前期比売上高6,8847,5249.3営業利益1,4011,61515.2営業利益率20.421.51.1pt セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。<システム事業> 当事業につきましては、建設現場事務所用のモバイル回線を中心に、業界に特化した入出力機器・サービス等(MFP・ネットワークカメラ等)のレンタル・販売に関して、新商品・サービスの拡充等による商品力の強化、新規顧客の開拓等を積極的に展開した結果、受注を順調に確保することができ、当事業の売上高は4,142百万円(前期比16.2%増)となりました。利益面は、中期経営計画に基づく積極的な人員増加策に伴う人件費の増加などにより、販売費及び一般管理費が増加いたしましたが、売上高の伸長と売上総利益率の向上により売上総利益が増加し、セグメント利益(営業利益)は1,064百万円(前期比18.2%増)となりました。 <測量計測事業> 当事業につきましては、測量機器及び計測システム等のレンタル・販売に関して、2019年4月にリリースした転圧管理システム「Geo-Press Cloud」の出遅れ等があった一方で、昨今の人手不足や国土交通省が推進するi-Construction対応工事の需要等により、ワンマン測量システムのレンタル及び大型案件の販売は堅調に推移し、当事業の売上高は3,382百万円(前期比1.9%増)となりました。利益面は、転圧管理システム「Geo-Press Cloud」が出遅れたものの、ワンマン測量システム等のレンタル売上高の増加及び測量機器販売の増加により売上総利益が増加し、販売費及び一般管理費についても営業活動の効率化等に努めた結果、セグメント利益(営業利益)は550百万円(前期比9.9%増)となりました。 <ハウス備品事業> 当事業につきましては、建設現場事務所用ユニットハウス及び什器備品等のレンタル・販売に関して、既存顧客への営業等を積極的に展開しましたが、シェア確保に伴う厳しい受注競争等により、当事業の売上高は1,097百万円(前期比1.0%減)となりました。利益面は、業務効率の改善等、レンタル原価の削減に努めた結果、セグメント利益(営業利益)は184百万円(前期比8.5%増)となりました。 <その他>その他につきましては、売上高は550百万円(前期比11.3%減)となりました。セグメント利益(営業利益)は52百万円(前期比183.8%増)となりました。 ▼セグメント (単位:百万円、%) 前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)前期比システム事業 売上高3,5634,14216.2 セグメント利益9001,06418.2 セグメント利益率25.325.70.4pt 測量計測事業 売上高3,3203,3821.9 セグメント利益5005509.9 セグメント利益率15.116.31.2p