経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、企業業績は横ばいにとどまり、個人消費は10月の消費増税や相次いだ自然災害等の影響による購買意欲の低下により、回復の動きに足踏みがみられました。海外におきましては、米国では企業の設備投資と個人消費が堅調に推移し金融緩和政策を推し進めて更なる景気浮揚を模索する一方、中国との通商政策における問題が長期化しております。中国では前出の件に加え、国内経済の成長減速が表れており、日本経済に及ぼす影響が不透明な状況にありました。さらに今年に入り、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受け、人や物の移動制限と生産・経済活動の抑制措置により世界経済は急激に減速し、回復の見通しが立たない状況が続いております。 このような状況の中、当社グループは「国内収益基盤の強化」、「海外収益基盤の強化」、「事業運営基盤の強化」の3つの大方針を柱とする事業施策を推進し、様々に変化する事業環境の中においても安定して継続的に事業展開できる企業を目指し事業活動を進めてまいりました。この他にも、先を見据えた中長期的経営ビジョンを新たな経営指針として取りまとめ、その具現化に向けて当社では2019年6月に外部環境に左右されない強いものづくり会社を目指した組織改革を行い、「ものづくり改革部」、「先端技術開発センター」の設置と、当社グループにおける購買機能の更なる強化を目的として、これまで管理本部内にあった資材部を「購買部」として独立部署化しました。 当連結会計年度の経営成績については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」を参照願います。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。(日本)売上高につきましては、成形品事業における車両分野等の受注の減少、その他事業の販売の減少等により、25,372百万円(前期比12.5%減)となりました。損益につきましては、成形品事業における製品構成の変動や運賃をはじめとする販管費の低減等により、営業利益は173百万円(前期は営業損失61百万円)となりました。 (中国)売上高につきましては、OA(その他)分野におけるノートパソコン用筐体部品の受注の減少及び車両分野における受注の減少等により、12,462百万円(前期比16.8%減)となりました。損益につきましては、減収の影響とOA(その他)分野における製品構成の変動等により、営業利益は1,328百万円(前期比10.5%減)となりました。 (東南アジア)売上高につきましては、車両分野における受注の増加があったものの、邦貨換算の影響により、9,195百万円(前期比3.3%減)となりました。損益につきましては、インドネシアにおける原価低減活動の成果等により、営業利益は926百万円(前期比11.7%増)となりました。 なお、新型コロナウイルス感染症の影響は、2019年12月31日が決算日の会社については、業績への影響はありません。一方、2020年3月31日が決算日の会社については、中国の子会社において2月から生産調整等の影響が出てきております。翌連結会計年度(2021年3月期)の影響については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ⑥経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」を参照願います。 当連結会計年度末の財政状態については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」を参照願います。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末のキャッシュ・フローの状況については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」を参照願います。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)生産高(百万円)前年同期比(%)日本19,66686.3中国10,04090.2東南アジア5,33386.9合計35,04187.5 (注) 1 金額は、実際原価に基づき計算しております。2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 b.受注実績日本・中国・東南アジアでの成形品事業における受注から売上計上までの期間が1ヶ月以内であるため、記載を省略しております。また、日本でのその他の事業では受注生産を行っておりません。 c.販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)販売高(百万円)前年同期比(%)日本25,37287.5中国12,46283.2東南アジア9,19596.7合計47,03088.0 (注) 1 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合相手先前連結会計年度(自 2018年4月1日至 2019年3月31日)当連結会計年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)販売高(百万円)割合(%)販売高(百万円)割合(%)本田技研工業㈱8,66416.27,00914.9東レ㈱5,91411.13,9488.4 (注)2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討