経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善がみられる等の緩やかな回復基調が続いていたものの、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い国内外経済に深刻な影響が長期間に及ぶとの懸念が高まっており、先行きは不透明な状況にあります。 このような環境のもと、当社グループは、創業以来培ってきた営業、マーケティング、そしてテクノロジーのノウハウを活用して、「法人営業の新しいスタイルを創造する」事業の拡大に取り組んでまいりました。当連結会計年度の売上高は、当第3四半期累計期間までに営業を中心とした人材採用の強化と費用対効果の高い集客施策の実施により概ね計画通りに進捗する一方、第4四半期において新型コロナウイルス感染症拡大への対応が急務となった企業や個人によるテレワーク関連カテゴリーの検索数が増加したことから、オンラインメディア事業を中心に拡大基調で推移いたしました。また、利益面においては、前期より取り組んでまいりました収益構造改善施策が奏功し、当初計画を大きく上回りました。 以上の結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は2,022,046千円(前年同期比35.9%増)、営業利益は174,605千円(前年同期比959.0%増)、経常利益は173,190千円(前年同期比805.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は92,344千円(前年同期比934.7%増)となりました。 当連結会計年度のセグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。(オンラインメディア事業) オンラインメディア事業の主力である「ITトレンド」においては、当連結会計年度の来訪者数(延べ人数)は集客施策等へ積極的な投資を行ったことによりGoogleの検索結果の表示順位が上昇したこと、当第4四半期においてテレワーク関連カテゴリーの検索からの来訪が増加したことにより、7,088,039人(前年同期比44.1%増)となりました。以上の結果、オンラインメディア事業の売上高は1,692,733千円(前年同期比44.0%増)、セグメント利益は558,646千円(前年同期比66.3%増)となりました。 (セールスクラウド事業)セールスクラウド事業の主力製品である「List Finder」においては、当連結会計年度末のアカウント数は483件(前年同期比3.4%増)にとどまったものの、アカウント当たりの単価は大幅に上昇いたしました。また、基盤システムの大型アップデート、新機能の追加開発等に費用を投じた結果、セールスクラウド事業の売上高は329,313千円(前年同期比6.5%増)、セグメント利益は69,923千円(前年同期比28.6%増)となりました。 (その他) その他の事業は、株式会社アンチパターン(現株式会社コクリポ)がシステム開発事業を行っておりましたが、2019年6月をもって事業を停止しております。 当連結会計年度末における財政状態は、次のとおりであります。(資産)資産合計につきましては1,320,647千円となり、前連結会計年度末に比べ204,769千円増加いたしました。これは主に、売掛金が45,031千円及びソフトウエアが35,778千円増加したこと並びに、のれんを43,760千円及び投資有価証券48,483千円を計上した一方で、前払費用が35,621千円減少したことによるものであります。 (負債)負債につきましては385,991千円となり、前連結会計年度末に比べ138,809千円増加いたしました。これは主に、買掛金が53,649千円及び未払法人税等が52,750千円増加したことによるものであります。 (純資産)純資産につきましては934,656千円となり、前連結会計年度末に比べ65,960千円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益92,344千円を計上した一方で、自己株式39,968千円を取得したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ4,388千円の増加となり、666,017千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は262,420千円と前連結会計年度に比べ253,282千円の増加となりました。この主たる要因は、税金等調整前当期純利益167,822千円、減価償却費26,425千円、売上債権が43,570千円増加、仕入債務が53,649千円増加、前払費用が39,086千円減少したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動の結果、支出した資金は182,443千円と前連結会計年度に比べ143,526千円支出が増加いたしました。この要因は無形固定資産の取得による支出54,429千円、投資有価証券の取得による支出50,000千円及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出72,746千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動の結果、支出した資金は75,588千円と前連結会計年度に比べ30,754千円支出が増加いたしました。この主たる要因は、長期借入金の返済による支