経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、米中貿易摩擦、中東情勢不安に起因する地政学リスクの高まりや、新型コロナウイルス感染の世界的な広がり等により、国内外において経済活動への影響が懸念され、先行き不透明な状況が一層高まっております。 当社が属するIT業界は、政府による働き方改革の推進や新型コロナウイルス感染の世界的な広がりを背景として、テレワークや在宅勤務等への働き方の変化により、当社が展開するワークフロークラウドサービスの利用拡大が顕著となっていることや、ワークフローソフトウェアについても需要が拡大し堅調に推移いたしました。 このような状況の中で、当社はワークフローソフトウェアメーカーとして、全国主要都市でのパートナー企業との共同セミナーやWebを活用したセミナーの開催及び市場優位性を確保するためのワークフローソフトウェアの機能強化、並びに急速に拡大するクラウドサービス市場のシェア獲得に向けたクラウドビジネスの拡大に注力してまいりました。 これらの結果、当事業年度の売上高は16億23百万円(前期比12.1%増)、営業利益は5億88百万円(同14.4%増)、経常利益は5億88百万円(同20.2%増)、当期純利益は4億12百万円(同32.2%増)となりました。なお、当社の事業はワークフロー事業の単一セグメントのため、製品・サービス別の業績の概要を記載しております。 (パッケージソフト) X-pointは、導入社数が堅調に推移したこと等により売上高が伸長し、AgileWorksは、全国主要都市でのセミナーの実施等により、導入企業数は増加し売上高が伸長いたしました。その結果、当事業年度のX-point売上高は4億44百万円(前期比4.1%増)、AgileWorks売上高は7億19百万円(前期比5.8%増)となり、パッケージソフト全体の売上高は、11億64百万円(前期比5.1%増)となりました。 (クラウドサービス) クラウドサービスは、クラウドサービス市場の成長を背景として、Webを活用したセミナーの開催やハンズオンセミナー、無料トライアルの実施等により、新規導入企業数が順調に推移しました。その結果、当事業年度のクラウドサービス売上高は、4億58百万円(前期比34.5%増)となりました。 財政状態は、以下のとおりとなりました。 当事業年度末における資産合計は、前事業年度末に比べ3億39百万円増加し、34億98百万円となりました。当事業年度末における負債合計は、前事業年度末に比べ23百万円増加し、8億20百万円となりました。当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末に比べ3億15百万円増加し、26億78百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して3億9百万円増加し、28億3百万円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、6億9百万円(前期は6億43百万円の獲得)となりました。これは、主に税引前当期純利益が6億7百万円あったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、1億88百万円(前期は1億30百万円の使用)となりました。これは、主に投資有価証券の売却による収入が5億16百万円あったものの、投資有価証券の取得による支出が4億96百万円、無形固定資産の取得による支出が2億7百万円あったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、1億12百万円(前期は5億95百万円の獲得)となりました。これは、主に配当金の支払が1億円あったこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績イ.生産実績 当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 ロ.受注実績 当社は受注から販売までの期間が短いため、当該記載を省略しております。 ハ.販売実績 当社は「ワークフロー事業」の単一セグメントとしておりますが、当事業年度の販売実績を製品・サービス区分ごとに示すと次のとおりであります。製品・サービス区分の名称当事業年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)前年同期比(%)パッケージソフト(千円)1,164,365105.1クラウドサービス(千円)458,929134.5合計(千円)1,623,295112.1 (注)1.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。相手先前事業年度(自 2018年4月1日至 2019年3月31日)当事業年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)ディーアイエスソリューション株式会社195,63413.5237,50414.6株式会社リコー182,37312.6204,06612.62.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び