経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度において、タイムチケット事業の更なる事業展開を目的とした子会社(株式会社タイムチケット)を設立しております。 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国の経済は、米国の通商政策に伴う貿易摩擦の影響が懸念されるなど不安要素や消費税増税などがありつつも企業収益や雇用所得環境は底堅さを維持し緩やかな回復基調が続いておりました。第4四半期連結会計期間に入り、新型コロナウィルス感染症がもたらす影響により、経済活動の停滞が懸念され世界経済は先行き不透明な状況となっております。当社グループのソーシャル・ウェブメディア事業及びシェアリングビジネス事業が属するインターネット関連市場を取り巻く環境につきましては、企業の積極的な人材採用や副業解禁の流れに伴い、採用ブランディングやシェアリングビジネスへ需要が高まっております。また、当社グループのビジネスアプリケーション事業が属するクラウド市場を取り巻く環境につきましては、企業が進める働き方改革や、AI・オムニチャネル等デジタル変革へのIT投資によって、引き続き、当社サービスに対する需要は高まっております。このような環境の中、当社グループの業績につきましては、ソーシャル・ウェブメディア事業では、キャリコネのコスト見直しやキャリコネ転職の業績回復基調によりセグメント利益を計上しております。ビジネスアプリケーション事業では、一部契約での受注損失引当金によりセグメント損失を計上しております。シェアリングビジネス事業では、タイムチットサービスのユーザー数獲得及びシステム開発の先行投資によりセグメント損失を計上しております。 a.財政状態当連結会計年度末の資産の合計は、前連結会計年度末に比べ2,660千円減少し、719,721千円となりました。当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ29,047千円減少し、484,069千円となりました。当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ26,386千円増加し、資本剰余金の増加及び親会社株主に帰属する当期純損失の計上等により235,651千円となりました。 b.経営成績当連結会計年度の経営成績は、売上高は1,300,546千円(前期比3.2%減)、営業損失は186,862千円(前期は50,657千円の営業損失)、経常損失は188,140千円(前期は56,288千円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は154,017千円(前期は61,004千円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 当社グループのセグメントの業績は次のとおりであります。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。 ソーシャル・ウェブメディア事業ソーシャル・ウェブメディア事業は、働く人のための情報プラットホーム、キャリコネ、キャリコネ企業研究Resaco、キャリコネニュースへの訪問者数は堅調に推移しました。また、キャリコネ転職では、採用成果報酬型の売上が期初計画どおりに推移し、前期に開始した求人広告及び採用代行サービスの営業組織強化に投資しております。以上の結果、ソーシャル・ウェブメディア事業の売上高は629,657千円(前期比0.0%増)、セグメント利益は105,579千円(前期比16.9%増)となりました。 ビジネスアプリケーション事業ビジネスアプリケーション事業は、顧客体験管理(CXM)(注)を重点領域に定め、新たにCMSソリューションベンダであるAcquia社と販売代理店契約を締結し、マーケティング及び営業活動に係る要員を増強しました。ただし、一部のソフトウェア開発契約で大幅な工数増加が発生したため、受注損失引当金を計上しました。また、オムニチャンネル販売管理ソリューションVoxer OMSを自社開発していましたが、この事業の見直しを行い、自社製品の開発を中止し組織再編を実施しました。以上の結果、ビジネスアプリケーション事業の売上高は629,524千円(前期比8.7%減)、セグメント損失は7,738千円(前期は68,669千円のセグメント利益)となりました。 シェアリングビジネス事業シェアリングビジネス事業は、CtoC向けサービス及びシェアリング・エコノミー型サービスを展開する株式会社タイムチケットが運営するTimeTicket(タイムチケット)及びスイスZug州のTimeTicket GmbHが対象セグメントです。タイムチケットは、個人が空き時間を売買するサービスとなります。7月から法人と個人間で個人の時間を販売できるサービスとなるTimeTicket Pro(タイムチケットプロ)を開始いたしました。6月にタイムチケット事業を分社化し、6月、8月及び11月に第三者割当増資により222,330千円を調達しております。タイムチケットにおいては、ユーザー数増加及びサービス利用の活性化に重点を置いており、広告宣伝費の投資及びシステム改修を行っております。以上の結果、シェアリングビジネス事業の売上高は45,229千円(前期比83.9%増)、セグメント損失は135,373千円(前期は54,974千円のセグメント損失)となりました。(注)顧客体験管理(CXM)とは、カスタマーエクスペリエンスマネジメント(Customer Experien