経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における我が国の経済は、昨年10月の消費増税による消費の落ち込みに加えて、武漢発祥の新型コロナウイルス感染症の世界的な流行による自粛要請を受けた結果、大幅に減速し、先行き不透明な状況で推移しております。 当社グループが所属するゲーム業界では、当ウイルスの感染拡大を受け、外出自粛により自宅におけるゲーム需要が増加した反面、ゲーム機、ソフトウェア、関連商品の生産・出荷に遅延が生じています。その様な中、北米のApple社、Google社が月額定額制(サブスクリプション)型ゲームサービスを開始しており、大手IT企業のプラットフォーム参入により、新たな展開が予想されます。 当社グループは、このような経営環境の中、ビジョンである「Entertainment for All」の実現のため、年齢、性別、地域にかかわらずすべての方にあらゆるエンターテインメント分野で楽しさを提供することを目標とし、『商品戦略』『開発力向上』『人材育成』を中期経営戦略として取り組んでまいります。 当連結会計年度における当社グループの状況は以下の通りです。パッケージタイトルとしましては、『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』、『じんるいのみなさまへ』、『真 流行り神1・2パック』、『魔界戦記ディスガイア4 Return』、『void tRrLM(); //ボイド・テラリウム』、『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』を発売いたしました。また、来期以降に発売を予定しております、『ボク姫PROJECT』、『少女地獄のドクムス〆』、『夜、灯す』、『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』等につきまして開発を進めてまいりました。スマートフォンゲームアプリとしましては、『囲碁』、『将棋』、『リバーシ』、『夜廻』、『麻雀』、『深夜廻』、『花札』、『トランプ Vol.1』、『魔界戦記ディスガイア Refine』、『All Clear Puzzle』の計10タイトルを配信いたしました。また、海外インディーゲームを発掘し、国内移植・販売を行うプロジェクトである日本一Indie Spiritsとしてダウンロード専用タイトル『ケモノヒーローズ』を発売いたしました。その他につきましては、インターネット環境でゲームソフトを購入できるPlayStation Network、ニンテンドーeショップ、Steam等を通じたゲームソフト及びダウンロードコンテンツの販売や北米・欧州・アジア地域に向けた国内で発売されたタイトルのローカライズを行いました。加えて、新規タイトルの開発及び関連商品のライセンスアウト、他社タイトルの受託開発、カードゲームショップ「プリニークラブ」の運営も引き続き行ってまいりました。 その結果、当連結会計年度の業績は、売上高3,331,121千円(前年同期比26.4%減)、営業利益460,116千円(同7.9%増)、経常利益486,188千円(同8.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益269,242千円(同8.3%減)となりました。なお、当社グループはコンピュータソフトウェアの開発・製造・販売を主要な事業としており、他の事業セグメントの重要性が乏しいため、セグメント別の記載を省略しております。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,664,103千円となり、同382,682千円の減少となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果使用した資金は、476,425千円(前年同期は703,510千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益442,920千円、売上債権の増加293,929千円、たな卸資産の増加252,260千円、法人税等の支払額214,091千円によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果獲得した資金は、117,811千円(前年同期は334,751千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出149,651千円、有価証券の取得による支出223,847千円、投資有価証券の売却及び償還による収入513,283千円によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は、336,767千円(前年同期は21,817千円の獲得)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額208,084千円、長期借入金の返済による支出528,447千円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、当社グループはコンピュータソフトウェアの開発・製造・販売を主要な事業としており、他の事業セグメントの重要性が乏しいため、セグメントの名称を全社共通として記載しております。セグメントの名称当連結会計年度(自 平成31年4月 1日至 令和 2年3月31日)前年同期比(%)全社共通(千円)497,928△58.6合計(千円)497,928△58.6 (注)1. 金額は、製造原価によっております。2. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。3. パッケージタイトルの販売タイトル数の減少による減少