経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要本年初頭からの新型コロナウイルス感染症の影響により、当事業年度におけるわが国経済は急速に悪化し、かつ、この感染症が世界に流行したことにより、さらなる経済的難局に直面いたしました。このような経営環境下におきまして、当社は、今年度予定されていたほとんどすべての案件を顧客に対し納品することができ、今年度初頭に発表いたしました業績予想のうち、売上高は下回るものの、営業利益、経常利益、当期純利益のすべてにおいて、予想を上回る結果を出すことができましたので、当事業年度の経営成績におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響は、ほとんどなかったものと考えられます。当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当社は、既存顧客への運用支援を行いながら製品の品質・機能をさらに向上させ、顧客満足度を上げることによりユーザとの信頼関係を築きつつ、競争力のさらなる強化に努め、新規ユーザを獲得すべく営業活動に邁進してまいりました。 当社の売上区分は、大別して、商品売上および製品&サービス売上により構成され、さらに、製品&サービス売上は、製品売上、受託開発売上および保守売上により構成されます。 当事業年度におきましては、前事業年度と比較し、イメージング&プリンタコントローラ事業における製品売上高の大幅な増加、ならびに、ストレージソリューション事業とセキュリティ事業における販売費及び一般管理費の大幅な減少により全体の営業利益は増加し、大幅な増収増益となりました。その結果、当事業年度の業績は、売上高は840,375千円(前期比11.0%増)、営業利益は158,545千円(前期比57.2%増)、経常利益は156,153千円(前期比187.0%増)、当期純利益は87,368千円(前期比124.7%増)となりました。 各セグメント別の業績は以下のとおりです。 セグメントの名称売上高セグメント利益又は損失(△) 前年差前期比(%) 前年差前期比(%)イメージング&プリンタコントローラ事業(千円)406,999147,60556.9170,41872,89474.7ストレージソリューション事業(千円)28,666△6,737△19.0△26,5734,92615.6セキュリティ事業(千円)385,106△52,506△12.0151,168△337△0.2ビジネスソリューション事業(千円)19,603△5,225△21.04,196△1,511△26.5合計(千円)840,37583,13511.0299,21075,97134.0 (イメージング&プリンタコントローラ事業)当事業におきましては、主に産業用インクジェット・プリンタ用制御ソフトウェア、広巾長尺プロッタ用制御ソフトウェア、ポストスクリプト・ラスタライザの開発、販売および保守業務を行なっております。当事業年度におきましては、前事業年度と比較し、製品売上高の大幅な増加、ならびに、販売費及び一般管理費の減少によりセグメント利益は増加し、大幅な増収増益となりました。その結果、売上高は406,999千円(前期比56.9%増)、利益は170,418千円(前期比74.7%増)となりました。 (ストレージソリューション事業)当事業におきましては、主に可搬型記憶媒体システムの開発、販売および保守業務を行なっております。当事業年度におきましては、前事業年度と比較し、製品売上高が減少したことによりセグメント売上高は減少いたしましたが、販売費及び一般管理費の大幅な減少により、セグメント損失は減少いたしました。その結果、売上高は28,666千円(前期比19.0%減)、損失は26,573千円(前年同期の損失は31,500千円)となりました。 (セキュリティ事業)当事業は、セキュリティプリントシステム部門および統合監視映像システム部門により構成され、主にセキュリティプリントシステム、統合監視映像システムの開発、販売および保守業務を行なっております。セキュリティプリントシステム部門の当事業年度におきましては、前事業年度と比較し、製品売上高が増加し、ならびに売上原価と販売費及び一般管理費の減少によりセグメント利益は倍増し、増収増益となりました。統合監視映像システム部門の当事業年度におきましては、前事業年度と比較し、製品売上高の減少に伴いセグメント利益は減少し、減収減益となりました。当事業全体の当事業年度におきましては、前事業年度と比較し、製品売上高の減少に伴いセグメント利益が僅かに減少し、減収減益となりました。その結果、売上高は385,106千円(前期比12.0%減)、利益は151,168千円(前期比0.2%減)となりました。 (ビジネスソリューション事業)当事業におきましては、主に顧客のニーズに応じた特殊なソフトウェアの受託開発、販売および保守業務を行なっております。 当事業年度におきましては、前事業年度と比較し、商品売上高および製品&サービス売上高における僅かな減少に伴い、セグメント利益が減少し、僅かな減収減益となりました。その結果、売上高は19,603千円(前期比21.0%減)、利益は4,196千円(前期比26.5%減)となりました。 財政状態につきましては以下のとおりです。当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ165,838千円増加し、1,326,640千円となりました。当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ9,998千円増加し、211,014千円となりました。当事業年度末の純資産合計は