経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用情勢の改善や個人消費の持ち直しにより緩やかな回復基調が続いたものの、米中貿易摩擦の影響や消費税増税に加えて、年度終盤には、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に及ぼす影響により、先行きは依然不透明な状況で推移しました。当業界におきましては、この様な経済の先行き不透明感が強まっている中、働き方改革等を背景に、引続き企業の効率化、省力化への動向が続き、事業再構築やBCP(事業継続計画)の手段としてのアウトソーシングニーズは引続き高い状況でありました。そこで当社グループは、経営理念にある「お客様への価値あるサービスの提供」として、顧客企業に対し給与計算に係る人材、時間等の経営資源をより価値の高い本来業務へ転換していただくことによるコストの削減、顧客企業の生産性向上の観点から、アウトソーシングサービスの提案を行い、あらゆる企業から管理部門のルーティンワークを減らすべく付加価値の高いサービスの提供を行ってまいりました。以上の結果、当連結会計年度における経営成績については、売上高は1,305,905千円(前連結会計年度比21.4%増)、営業利益は135,350千円(前連結会計年度比42.5%増)、経常利益は144,337千円(前連結会計年度比41.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は98,276千円(前連結会計年度比28.0%増)となりました。当社グループはペイロール事業の単一セグメントであるため、事業の種類別セグメント区分を行っておりません。この単一セグメントであるペイロール事業の経営成績は次のとおりであります。当連結会計年度については、引続き既存顧客との関係強化及び積極的な営業活動に取り組んでまいりました。売上高については、新規の給与計算及び給与計算に付随する周辺業務の受注並びにクラウドアウトソーシングサービスである「簡単年調」を中心とした年末調整処理業務のスポット案件の受注が好調であったため21.4%増加し1,305,905千円となりました。利益につきましては、作業の標準化や子会社への業務委託等による一層の効率化が進み、更には販売費及び一般管理費の抑制も進んだ結果、営業利益は135,350千円(前連結会計年度比42.5%増)、経常利益は144,337千円(前連結会計年度比41.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は98,276千円(前連結会計年度比28.0%増)となりました。なお、当社グループの主たる事業である給与計算業務は、原則毎月継続的に顧客企業との取引が発生することとなっており、当連結会計年度においては新型コロナウイルス感染症に係る取引停止等の事象は発生しておらず影響はございませんでした。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、投資活動による支出45,596千円及び財務活動による支出12,669千円があった一方、営業活動による収入208,556千円により前連結会計年度末に比べて144,842千円増加し、603,735千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は208,556千円(前連結会計年度は161,768千円獲得)となりました。これは主に法人税等の支払額37,026千円があった一方、税金等調整前当期純利益の計上143,172千円、減価償却費の計上48,357千円及び未払金の増加56,103千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は45,596千円(前連結会計年度は37,437千円使用)となりました。これは主に年末調整システムの改修等に伴う無形固定資産の取得による支出36,851円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は12,669千円(前連結会計年度は12,259千円使用)となりました。これは配当金の支払いによる支出12,669千円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。b.受注実績毎月定期的に給与計算を行うことにより売上が計上される継続取引であるため記載を省略しております。c.販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)前年同期比(%)ペイロール事業(千円)1,305,905121.4合計(千円)1,305,905121.4(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態(流動資産)流動資産は、前連結会計年度と比較して167,838千円増加し743,546千円となりました。これは主に現金及び預金が144,842千円増加したことなどによるものであります。(固定資産)固定資産は、前連結会計年度と