経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」)の状況の概要は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ①経営成績の状況当社グループの事業セグメントは、証券ディーリングシステム、外国為替証拠金取引システム、取引所外取引システム等の開発及び保守を中心とする「金融ソリューション事業」、ITサポート及びグループ経営管理ソリューションシステムの開発及び販売を中心とする「ビジネスソリューション事業」、機能性食材であるハナビラタケの健康食品や化粧品等の開発及び販売を行う「ヘルスケア事業」の3つです。当連結会計年度の当社グループの連結経営成績は次の表のとおりです。 2018年9月期(前連結会計年度)2019年9月期(当連結会計年度)対前年度比 (%)金額(百万円)百分比(%)金額(百万円)百分比(%)売上高1,892100.01,791100.094.7金融ソリューション事業1,36672.21,25169.991.6ビジネスソリューション事業26414.024613.893.0ヘルスケア事業25713.629316.3114.0投資教育事業30.2-――営業損失(△)△335―△413――親会社株主に帰属する当期純損失(△)△338―△408―― (注)各事業の売上高は、セグメント間の内部取引を含んでおりません。 当連結会計年度における我が国の経済は、日銀などの各種政策により雇用や所得環境が改善し、回復基調で推移しました。一方、海外経済においては比較的安定的な推移はしているものの、米中貿易摩擦の拡大をはじめとした各国、地域の通商問題の動向やそれに伴う金融市場の変動など、世界経済の先行きは不透明な状況にあります。また、当社の主要顧客となる証券会社のシステム分野においては、従来のディーリング手法からの変化やフィンテックなどの新しい概念の登場により、大きな環境の変化が起きています。このような事業環境の中で、当連結会計年度の業績は売上面ではヘルスケア事業で増収、主力の金融ソリューション事業及びビジネスソリューション事業は減収となり、連結売上高は前年度に比べ101百万円減少し1,791百万円となりました。また損益面は、売上高の減少や新規事業への先行投資の影響により営業損失は413百万円、親会社株主に帰属する当期純損失は408百万円となりました。 セグメント別の経営成績は以下のとおりです。なお、各事業の売上高には、セグメント間の内部取引を含んでおりません。 (金融ソリューション事業)金融ソリューション事業は、当社及び株式会社デジタルアセットマーケッツの事業です。当連結会計年度の経営成績は次のとおりです。 売上高 1,251百万円(前年度比 91.6%) セグメント利益 20百万円(前年度比 14.8%) なお、金融ソリューション事業の売上高内訳は、次の表のとおりです。 <製品区分別> 2018年9月期(前連結会計年度)2019年9月期(当連結会計年度)対前年度比(%)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)証券ディーリングシステム86263.182966.396.1取引所端末26719.625220.194.1外国為替証拠金システム14610.813010.589.0取引所関連システム554.060.511.0その他332.5322.697.2合計1,366100.01,251100.091.6 金融ソリューション事業では、来期以降の新ビジネスに向け、これまで培ってきた金融IT技術を活かし、長期的かつ継続的な利益の創出に向けて、「フィンテック」の分野におけるブロックチェーン技術を活用した金融サービスの事業化に取り組んでおります。当期は研究開発に注力したことにより、既存の主力プロダクトの受注活動を計画通り推進できなかったことやライセンス数の減少による影響が大きく、売上高は前年度に比べ8.4%減少し1,251百万円となりました。損益面においても新規事業における『Spider』の機能拡張と付加価値向上の開発や研究に取り組んでおり、また仮想通貨の不正流出事件以降、より高度なセキュリティや組織体制の強化が求められ、その対策に注力しました。その結果、セグメント利益は20百万円となりました。 (ビジネスソリューション事業)ビジネスソリューション事業の業績は、当社及び株式会社ビーエス・ジェイの事業です。当連結会計年度の経営成績は次のとおりです。 売上高 246百万円(前年度比 93.0%) セグメント利益 18百万円(前年度比 170.6%)経営戦略等の意思決定におけるデータマネジメントに有効なプロダクト「GroupMAN@IT e²」の新規受注や追加開発案件もありましたが、企業のITにおける課題解決や品質向上を実現するサービスであるサポートセンター事業などの減収により、売上高は前年度比93.0%の246百万円となりました。損益面においては、製品別の売上高構成比の変化により、利益率の高い案件の比率が高まりセグメント利益は18百万円となりました。 (ヘルスケア事業)ヘルスケア事業は当社及び株式会社インタートレードヘルスケアの事業です。当連結会計年度の経営成績は次のとおりです。 売上高 293百万円(前年度比 114.0%) セグメント損失 167百万円(前年度は176百万円のセグメント損失)医薬品卸大手の株式会社大木の専売品のサプリメント「エストロリッチ」をはじめとする当社が生産するサイレント型エストロゲン活性を有