経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当事業年度のゲーム関連業界におきましては、家庭用ゲーム機「PlayStation4」の世界累計販売台数が史上最速で1億台を突破したほか、「Nintendo Switch」についても北米販売台数が1,500万台を突破するなど、引き続き普及拡大が続くなか、次世代機である「PlayStation5」や「Google Stadia」などの動向にも注目が集まっております。競争は厳しい一方で、優良なコンテンツの引き合いは総じて堅調に推移しました。当社におきましては、引き続きユーザーの方々に喜んでいただけるゲームソフトづくりにこだわり、その制作に邁進してまいりました。その結果、当事業年度は据置型ゲーム機PlayStation4向けゲームソフト「イース セルセタの樹海:改」、そして「イースⅨ-Monstrum NOX-(モンストルム・ノクス)」を発売しました。また、スマートフォンアプリやブラウザゲームなど、引き続き多方面で当社のIPコンテンツを活用するとともに、引き続きダウンロード販売の強化を実施しました。その他、コミックなどのメディア展開や他社コンテンツとのコラボレーション企画、音楽ライブのほか、今年で「軌跡」シリーズ生誕15周年を迎えるにあたり各種イベントを開催するなど、様々な展開を推し進めました。 a.財政状態当事業年度末の資産合計は、前事業年度末と比較して582百万円増加し、6,592百万円となりました。 当事業年度末の負債合計は、前事業年度末と比較して320百万円減少し、523百万円となりました。当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末と比較して903百万円増加し、6,068百万円となりました。 b.経営成績当社の当事業年度の売上高は2,454百万円(前期比4.1%増)、営業利益は1,470百万円(同13.9%増)、経常利益は1,472百万円(同13.7%増)、当期純利益は1,006百万円(同20.2%増)となり、営業利益、経常利益、当期純利益ともに過去最高となりました。 部門別の概況は以下のとおりであります。当事業年度は、2018年12月に据置型ゲーム機PlayStation4向けゲームソフト「イースⅧ-Lacrimosa of DANA- クリスマスGiftパッケージ」を、2019年5月には「イース セルセタの樹海:改」を、「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-スーパープライス」を2019年6月に発売しました。2019年9月には、1987年にその第1作が発売されて以来、アクションRPGの金字塔として数多くのファンに愛され続けている代表作の1つ「イース」シリーズ最新作「イースⅨ-Monstrum NOX-(モンストルム・ノクス)」をPlayStation4向けに発売しました。以上の結果、製品部門の当事業年度の売上高は、811百万円(前期比27.8%減)となりました。 当社IPコンテンツの様々なプラットフォームへの展開、当社キャラクターを利用した商品へのライセンス許諾などを行うライセンス部門では、据置型ゲーム機PlayStation4向けゲームソフト「英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ」繁体字中国語版及び韓国語版を2018年11月に、「英雄伝説 閃の軌跡Ⅰ:改-Thors Military Academy 1204-」と「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ:改-The Erebonian Civil War-」の2作品をセットにしたお買い得パッケージ商品「閃の軌跡エントリーパック」繁体字中国語版及び韓国語版を2019年1月に発売しました。2019年3月にはPlayStation4向けゲームソフト「英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-」繁体字中国語版及び韓国語版や「英雄伝説 閃の軌跡Ⅰ:改-Thors Military Academy 1204-」英語版を、2019年6月には「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ:改-The Erebonian Civil War-」英語版を発売しました。2019年7月には、中国地域においてスマートフォン向けストーリーRPG「英雄伝説 星の軌跡」が、2019年9月には新作MMORPG「空の軌跡」が配信を開始しております。また、Linekong Entertainment Technology Co., Ltd.(中国・北京市)と「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)」スマートフォン用アプリの全世界配信契約を締結しているほか、新規ライセンス案件の契約締結も進んでおります。さらに、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売やオンラインストーリーRPG「英雄伝説 暁の軌跡」、Nintendo Switch向けゲームソフト「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-」のほか、「ラングリッサーモバイル」などのゲームタイトルとのコラボレーション展開を進め、ユーザー層の拡大を図りました。その他、累計販売本数430万本を突破している「軌跡」シリーズに関して、今年で生誕15周年を迎えるにあたり、期間限定ショップやコラボレーションカフェなどのイベントを開催しグッズ商品を販売するなど、様々な展開を進めました。以上の結果、ライセンス部門の当事業年度の売上高は、1,642百万円(前期比33.1%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して1,028百万円増加し、5,