経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2019年4月1日から2020年3月31日まで)における我が国経済は、消費税増税の影響に伴う内需の減少が見られたうえに、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による需要の減少や、米中貿易摩擦の長期化による世界経済の減速等から、国内景気の先行きは厳しい状況となっております。 当社が属するアパレル業界におきましては、働き方改革に伴う社会構造の変化や衣料品に対する消費者の購買行動の多様化と、低価格志向への対応が求められており、企業間競争は激しさを増しております。 このような経営環境のもと、当社グループにおきましては、夏物商戦の前半は冷夏等の影響により苦戦したものの、ビジネススタイルのカジュアル化により、シャツがトップスになる機会が増え、ニット素材の超形態安定シャツやレディースシャツが好調に推移しました。一方下半期は、消費税増税による消費マインドの落ち込みや、相次いで上陸した台風などの自然災害や暖冬の影響で秋冬物商戦が低調に推移するなど、衣料品販売にとっては非常に厳しい状況が続きましたが、コストダウンや経費削減の効果も表れ、春夏物商品の投入も3月の気温が暖かかったこともあり、比較的スムーズに推移しました。新型コロナウイルス感染拡大により、一部の店舗で催事の延期や中止等の影響を受けましたが、当連結会計年度に与える影響は軽微となっております。 この結果、当社グループの当連結会計年度における連結売上高は153億55百万円(前年同期比0.3%減)、営業利益は94百万円(前年同期は3億68百万円の損失)、経常利益は1億41百万円(前年同期は2億53百万円の損失)となりました。当期の業績及び今後の業績見通しが不透明なことを踏まえて繰延税金資産の回収可能性を検討し、法人税等調整額66百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は76百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失3億8百万円)となりました。 事業セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。なお、各セグメントの業績数値につきましては、セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。1.国内販売 国内販売セグメントは上述の要因により、売上高140億1百万円(前年同期比1.2%増)、セグメント利益53百万円(前年同期は4億21百万円の損失)とセグメント利益の額は大きく改善しました。2.製造 製造セグメントにおいては、中国(上海)工場の生産効率の悪化により、売上高は34億80百万円(前年同期比2.6%減)、セグメント利益49百万円(前年同期比20.1%減)と減収減益となりました。3.海外販売 海外販売セグメントにおいては、カジュアル商品の受注減から売上高は2億7百万円(前年同期比25.5%減)、セグメント損失7百万円(前年同期は2百万円の利益)と減収減益となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ63百万円増加し、10億3百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度に営業活動の結果支出した資金は、3億89百万円となりました(前年同期は1億8百万円の収入)。これは主にたな卸資産が増加したことによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出した資金は、1億95百万円となりました(前年同期比21.8%の減少)。これは主に有形固定資産の取得による支出や、一部定期預金の預入期間を1年に変更したことによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により得た資金は、6億33百万円となりました(前年同期は51百万円の支出)。これは主に借入金が増加したことによるものであります。③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)前年同期比(%)国内販売(千円)9,069,841102.4製造(千円)1,268,789100.2海外販売(千円)50,756115.1合計(千円)10,389,387102.1 (注)1 国内販売及び海外販売については製品仕入金額、製造は実際製造原価によっております。2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 b.受注実績 原則として、受注生産は行っておりません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)前年同期比(%)国内販売(千円)13,990,427101.2製造(千円)1,254,12686.2海外販売(千円)111,43890.4合計(千円)15,355,99299.7 (注)1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。2 上記の金額には、セグメント間の内部売上高又は振替高は含まれておりません。3 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績に対する割合については、前連結会計年度、当連結会計年度ともに当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関