経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 セルフストレージ業界は、前事業年度から引き続き、機関投資家及び事業会社が首都圏のビル型セルフストレージへの投資を積極的に進めており、セルフストレージマーケットは、建物型セルフストレージを中心に、引き続き堅調に拡大しております。 このような事業環境におきまして、当社は、セルフストレージ業界で唯一の事業者向けフルサービスのソリューションプロバイダー及び投資家向けのプロパティマネージャーとして、セルフストレージビジネスに関するさまざまなソリューションを提供してまいりました。 ビジネスソリューションサービスにおきましては、セルフストレージの賃料債務保証+ビジネス・プロセス・アウトソーシングが、当業界のプラットフォームに成長し、コールセンターは全国での運用対応体制を構築し、運用業務全体を担う運営受託業務は、首都圏を中心に確立しました。 また、ITソリューションサービスは、当社のWEB予約在庫管理システムが業界に普及し、オンラインをメインチャネルとしたセルフストレージの申込み・契約が一般化しました。 さらに、ターンキーソリューションサービスとして、セルフストレージ施設開発のノウハウ蓄積とプロパティマネジメント業務の運用体制を構築しました。販売は順調に拡大し、前事業年度に引き続き当事業年度のサービス別の売上高として最大となっております。また投資家につきましても、海外の大手ファンド等の海外投資家が積極的にセルフストレージ物件の購入の検討をしており、個人から海外の機関投資家まで裾野が拡大してきております。 以上の結果、当事業年度の売上高は4,391,823千円(前事業年度比67.8%増)、営業利益は505,181千円(同55.1%増)、経常利益は485,116千円(同50.8%増)、当期純利益は337,921千円(同50.2%増)となりました。 当社は単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。各サービスの取組みは以下のとおりであります。 (ビジネスソリューションサービス) 当社主力の当サービスでは、セルフストレージ利用申込、使用料入金管理、滞納管理、滞納保証、残置物撤去、及び集客サービスの受託を行っております。2019年9月末時点での受託件数は80,768件(前事業年度比13.9%増)となりました。 (ITソリューションサービス) 当サービスでは、セルフストレージWEB予約決済・在庫管理システム「クラリス」を軸に、セルフストレージ事業者に対して、ASPによるITシステムの提供及びITによる集客支援を行っております。 (ターンキーソリューションサービス) 当サービスでは、セルフストレージ施設の開発販売を行っております。当事業年度はセルフストレージ物件の売却を13件行いました。 総資産は、前事業年度末に比べ1,315,494千円増加し、4,379,750千円となりました。主な要因はセルフストレージ施設売却及び借入金に伴う現金及び預金の増加321,094千円、仕掛販売用不動産の増加949,359千円によるものであります。 負債は、前事業年度末に比べ1,003,797千円増加し、2,426,185千円となりました。主な要因はセルフストレージ施設用地等の取得に伴う、借入金の増加879,127千円によるものであります。 純資産は、前事業年度末に比べ311,696千円増加し、1,953,564千円となりました。これは主に当期純利益が337,921千円計上されたことによるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べて371,093千円増加して2,208,920千円となりました。当事業年度は、翌事業年度に販売予定のセルフストレージ開発用地の仕入れが順調に進み、たな卸資産が大きく増加した結果、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなりましたが、その用地仕入れに見合う銀行借入れが順調に進んだ結果、財務活動によるキャッシュ・フローがプラスとなり、十分な手元流動性を確保できました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は504,342千円(前年同期に使用した資金は281,951千円)となりました。これは主に税引前当期純利益485,102千円があった一方で、たな卸資産の増加949,359千円があったことによるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は22,445千円(前年同期に使用した資金は93,091千円)となりました。これは主に定期預金の払戻による収入50,000千円があったことによるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は852,990千円(前年同期に得られた資金は1,345,093千円)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出1,048,783千円があった一方で、短期借入金の純増27,947千円、長期借入れによる収入1,899,963千円があったことによるものです。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当社の事業は、セルフストレージに関連したサービスの提供であり、提供するサービスには生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 b.受注実績 当社は、受注生産を行