経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況a. 経営成績の状況当連結会計年度における我が国経済は、政府による経済政策等により、企業収益や雇用情勢の改善がみられ、景気は緩やかな回復基調が続いておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により足下では急速な景気減速が見られ、今後についても先行き不透明な状況となっております。当社グループが関連する建設市場におきましては、都市再開発やインフラ整備、東京オリンピック・パラリンピック関連事業を中心として、民間設備投資・公共投資ともに底堅い動きがみられました。しかしながら、建設技能労働者の慢性的な不足が解消されておらず、引き続き施工体制の確保が重要な課題となっております。また、資材価格や労務費の高止まりが続くなど、決して楽観できない経営環境が続くものと予想されます。この結果、当連結会計年度の売上高は18,490百万円(前連結会計年度比8.6%増)、営業利益1,508百万円(同14.5%増)、経常利益1,529百万円(同14.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,008百万円(同6.9%増)となりました。なお、当連結会計年度において、新型コロナウイルス感染症による影響は軽微であり、特筆すべき事象はありません。セグメントごとの経営成績は、以下のとおりであります。 ・ ファスニング事業各種設備工事等の需要は、民間工事においては前年を下回りましたが、公共工事においては前年を上回る水準を維持しており、全体としての需要は堅調に推移しております。これに伴い、当社の主力製品であるあと施工アンカーの販売は好調に推移いたしました。また、完成工事高が減少した一方、ドリル・ファスナー製品の販売が微増となったことから、総じて堅調に推移いたしました。この結果、当セグメントの売上高は14,007百万円(前年同期比0.1%増)、セグメント利益は1,886百万円(同2.5%増)となりました。 ・ 機能材事業電動油圧工具関連の販売が、国内を中心に好調に推移いたしました。また、電子基板関連及びアルコール検知器関連が好調に推移した一方、FRPシート関連は減少いたしました。さらに、新たに包装・物流機器関連が加わったことにより売上高が増加いたしました。この結果、当セグメントの売上高は4,482百万円(同48.0%増)、セグメント利益は455百万円(同71.1%増)となりました。 b. 財政状態当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して1,583百万円(9.9%)増加し、17,651百万円となりました。当連結会計年度末の負債の合計は、前連結会計年度末と比較して836百万円(22.4%)増加の4,565百万円となりました。当連結会計年度末の純資産は、13,086百万円となり、前連結会計年度末と比較して747百万円(6.1%)の増加となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度と比較して906百万円(70.4%)増加し、当連結会計年度末には2,195百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは1,407百万円の増加(前連結会計年度は881百万円の増加)となりました。これは主として税金等調整前当期純利益1,526百万円に加え、減価償却費が328百万円、売上債権の減少額が461百万円となった一方、たな卸資産の増加額が330百万円、仕入債務の減少額が177百万円及び法人税等の支払額が471百万円となったことによるものであります。投資活動によるキャッシュ・フローは、478百万円の減少(前連結会計年度は260百万円の減少)となりました。これは主として有形固定資産の取得による支出が134百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式取得による支出が324百万円となったことによるものであります。財務活動によるキャッシュ・フローは、104百万円の減少(前連結会計年度は796百万円の減少)となりました。これは主として長期借入れによる収入が574百万円となった一方、長期借入金の返済による支出が324百万円、配当金の支払額が196百万円となったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a. 生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)生産金額(千円)前期比(%)ファスニング事業3,217,912103.6機能材事業1,677,217138.9合計4,895,130113.5 (注) 1.金額は製造原価によっております。2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。3.当連結会計年度において、生産実績に著しい変動がありました。 これは機能材事業におきまして、主に連結子会社が増加したことによるものであります。 b. 受注状況当社グループは、主に需要予測に基づく見込生産を行っているため、該当事項はありません。 c. 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)販売金額(千円)前期比(%)ファスニング事業14,007,925100.1機能材事業4,482,986148.0合計18,490,912108.6 (注) 1.セグメント間の取