経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】経営成績等の状況の概要(1)財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、良好な企業業績や雇用環境を背景に、景気は底堅く推移しておりましたが、米中による通商問題、中国および欧州経済の減速懸念に加え、新型コロナウィルス感染症の感染拡大により、景気の先行きは不透明な状況のまま推移しております。 食品業界におきましては、消費者の節約志向が強まる中、原材料価格の上昇や物流コストの高騰が業界全体に影響を及ぼしております。また、採用難等による人件費の高騰および経営者の高齢化による事業承継問題等多くの課題が山積しております。 このような環境の下で当社グループは、M&Aにより国内および海外事業の拡大を図るとともに、傘下企業において積極的な設備投資、販路の拡大および新商品の開発を推進してまいりました。また、グループの経営資源と当社の各支援機能(中小企業支援プラットフォーム)を有機的に結合し収益の最大化を図るとともに、経営効率の高い組織づくりに注力するなど、企業価値の向上に努めてまいりました。 ①経営成績 当連結会計年度の業績につきましては、M&Aによる事業拡大が功を奏したこと等により、売上高は29,875,734千円(前年同期比26.0%増)、営業利益808,338千円(同127.7%増)、経常利益740,157千円(同76.1%増)となりましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は、新型コロナウイルスの感染拡大等による外国為替相場の急激な変動により為替差損を計上したこと、および子会社における繰延税金資産取崩等により177,214千円(同32.7%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。イ. 製造事業製造事業につきましては、「中小企業支援プラットフォーム」の各機能による支援により、取引先の新規開拓や新商品の開発等の取り組みをおこなってまいりました。 また、原材料価格の高止まりが続いているものの、当期より新たにグループ企業となったPACIFIC SORBY PTE. LTD.および株式会社森養魚場が収益面で寄与したこと等により、当事業の売上高は20,639,352千円(前年同期比20.2%増)、セグメント利益につきましては、758,306千円(同58.9%増)となりました。セグメント内における主要子会社の売上高の状況は、以下のとおりであります。 (楽陽食品株式会社) 楽陽食品株式会社は、主力のチルドシウマイおよびチルド餃子の販売が、製品リニューアルを積極的に進めたことにより好調に推移したことから、売上高は4,943,781千円(前年同期比3.3%増)となり、前年を上回る結果となりました。 (株式会社エスケーフーズ) 株式会社エスケーフーズは、プラットフォームを通じた拡販を推進したものの、冷凍製品等において厳しい価格競争の影響により販売数量が落ち込んだことから、売上高は3,559,405千円(前年同期比1.2%減)となりました。ロ. 販売事業 販売事業につきましては、「中小企業支援プラットフォーム」による情報網等を活用し、既存取引先への深耕および企画販売の強化に努めてまいりました。 また、前期よりグループ企業となったSIN HIN FROZEN FOOD PRIVATE LIMITEDが収益面で寄与したこと等により、売上高につきましては、9,236,381千円(前年同期比41.0%増)、セグメント利益につきましては566,434千円(同72.9%増)となりました。セグメント内における主要子会社の売上高の状況は、以下のとおりであります。 (株式会社ヨシムラ・フード) 株式会社ヨシムラ・フードは、新規顧客の獲得や主力販売先である産業給食、ス-パーマーケットおよびコンビニエンスストア向けの販売を大きく伸ばすことができましたが、業務の効率化を目的として、グループ企業への仕入代行業務を廃止し、グループ企業への内部取引が減少したことから、売上高は4,752,966千円(前年同期比13.8%減)となりました。 (SIN HIN FROZEN FOOD PRIVATE LIMITED) 前期期中にグループ化したSIN HIN FROZEN FOOD PRIVATE LIMITEDが当期は通期で貢献したこと、また、当期においては、主力である冷凍水産品の販売が、シンガポール国内および周辺国において好調だったことから、売上高は3,874,699千円(前年同期比288.2%増)となりました。 ②財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ8,696,466千円増加し、23,877,396千円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ6,613,995千円増加し、17,199,299千円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,082,472千円増加し、6,678,097千円となりました。 (2)キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ422,919千円増加し、2,495,440千円となりました。 当連結会計年度のおける各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、603,000千円(前連結会計年度は250,702千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益718,892千円、減価償却費427,625千円、のれん償却額304,004千円等の増加要因に対し、たな卸資産の増加394,429千円、法人税等の支