経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要① 財政状態及び経営成績当連結会計年度のわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に、全体的に緩やかながら回復基調で推移いたしました。このような経営環境の下、当社グループは、主力である写真事業において、競合他社との差別化の更なる強化を図り、お客様に選んでいただけるお店になるための取り組みを行ってまいりました。その結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高が38,879百万円(前年同期比1.9%の減少)、営業利益3,245百万円(前年同期比21.0%の減少)、経常利益3,330百万円(前年同期比19.2%の減少)であり、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、1,209百万円(前年同期比40.6%の減少)となりました。 各セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (写真事業)写真事業は、更なる需要拡大とシェア拡大を図るため、前年度に引き続き、キャンペーンの実施等により赤ちゃん撮影や七五三撮影を推進するとともに、成人式撮影の飛躍的な件数拡大に向け、一律99,800円で成人式の前撮り撮影に加え振袖レンタルができる新サービス(『ふりホ』)を、2020年1月15日から、関東、近畿エリアで、同年2月17日から東海エリアで開始いたしました。また、魅力的な撮影絵柄や撮影用衣装、販売商品の開発にも取り組み、お買上単価の向上を図りました。それと並行し、既存店の収益力強化、並びに経営効率の向上を目的とした最適な立地への移転や店舗統合を推進いたしました。そのほか、スクールフォト事業においては、新商品の導入等による売上高の増加を図るとともに費用構造の適正化に向けた取り組みを行い、Eコマース事業においても新サービスを導入するなどし、会員の獲得に努めました。国内こども写真館の出店状況は、移転12店舗を含み16店舗出店、退店23店舗を行い、ショッピングセンター内の区画移動・増床を含む改装を62店舗実施いたしました。その結果、当連結会計年度末の店舗数は、国内こども写真館493店舗(直営店舗483店・フランチャイズ店舗10店)、韓国の子会社におけるこども写真館2店舗を含め、495店舗となっております。以上の結果、写真事業の売上高は38,551百万円(前年同期比2.3%減少)、セグメント利益は3,366百万円(前年同期比22.9%減少)となりました。 (衣装製造卸売事業)衣装製造卸売事業は、連結子会社の株式会社豊匠、および、その子会社である上海豊匠服飾有限公司において、当社向け衣装の更なる生産効率の向上によるコスト低減を図るとともに、京都府京丹後市の和装縫製工場において、当社向け和装衣装の生産量を増やしてまいりました。その一方で、成人振袖レンタル事業におきましては、前述の写真事業に記載しております当社の成人振袖レンタルの取り組みに一本化することにしたため、2020年1月末日をもって新規の契約を終了いたしました。以上の結果、衣装製造卸売事業の売上高は1,785百万円(前年同期比6.1%の増加)、セグメント利益は79百万円(前年同期比131.2%の増加)となりました。 財政状態につきましては、当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて184百万円減少し、34,591百万円となりました。流動資産、固定資産それぞれの状況は次のとおりです。(流動資産)流動資産は、前連結会計年度末に比べて1,000百万円減少し、15,208百万円となりました。この主な要因は、法人税等納付、消費税納付の増加、投資有価証券の取得があったことにより現金及び預金が1,353百万円減少したこと等によります。 (固定資産)固定資産は、前連結会計年度末に比べて815百万円増加し、19,382百万円となりました。この主な要因は、投資有価証券が1,014百万円増加した等によります。 負債合計は、前連結会計年度末に比べて593百万円減少し9,841百万円となりました。流動負債、固定負債それぞれの状況は次のとおりです。(流動負債)流動負債は、前連結会計年度に比べて534百万円減少し、5,927百万円となりました。この主な要因は、法人税等納付、消費税納付の増加があったことにより未払法人税等が599百万円、その他に含まれる未払消費税等が767百万円減少し、未払金が518百万円増加したこと等によります。(固定負債)固定負債は、前連結会計年度末に比べて59百万円減少し、3,913百万円となりました。この主な要因は、長期リース債務が73百万円減少したこと等によります。(純資産)当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度に比べて409百万円増加し、24,749百万円となりました。 ② キャッシュ・フロー当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,354百万円減少し10,612百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は、主に税金等調整前当期純利益2,133百万円、減価償却費3,352百万円、法人税等の支払額1,497百万円などにより、4,551百万円となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は、主に写真スタジオの新規出店及び既存店の移転・改装・設備追加等にかかる支出2,989百万円、写真生産施設・機械・設備等にかかる支出で1,031百万円、衣装製造工場の機械・設備等にかかる支出57百万円などにより、5,029百万円となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動