経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較をおこなっております。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、通商問題を巡る緊張や中国経済の減速が見られたものの、個人消費や設備投資、公共投資など内需が堅調に推移したことなどにより、緩やかな景気回復基調が続きました。 インターネット広告市場は、「ブランドセーフティー」(広告掲載先の品質確保による広告主ブランドの安全性)の確保やアドフラウド対策などコンプライアンスに対する意識がより一層求められるなか、モバイル広告を中心に運用型広告や動画広告の利用が増加し、2018年は前年比16.5%増の1兆7,589億円となりました(株式会社電通調べ)。 こうした事業環境のもと、当社グループは、「メディアの育成・強化」「グローバル展開の推進」の目標を掲げ、事業拡大に取り組んでまいりました。 インターネット広告事業では、広告表記やクリエイティブの健全化に取り組んだほか、アフィリエイトサービス「アクセストレード」では、グローバルクライアントの獲得に尽力しました。また、店舗アフィリエイトサービス「ストアフロントアフィリエイト」を展開する株式会社ストアフロントにおいては、不動産店舗の開拓や継続課金型セキュリティソフトの販売に注力してまいりました。 メディア運営事業では、ママ向けコミュニティ「ママスタジアム」や、4MEEE株式会社が運営する女性向けメディア「4MEEE」「4yuuu!」といった既存メディアにおいて、有益なコンテンツの提供、クリエイティブの改善に取り組み、媒体価値の向上に取り組んでまいりました。 海外事業では、2018年11月に、東南アジアとしては5ヶ国目となるマレーシアにINTERSPACE DIGITAL MALAYSIA SDN.BHD.を設立しました。 以上の結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は28,552百万円(前連結会計年度比1.2%増)、営業利益は877百万円(同9.8%増)、経常利益は891百万円(同10.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は445百万円(同12.6%減)となりました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 <インターネット広告事業> 当連結会計年度のインターネット広告事業において、主力の「アクセストレード」では、「Eコマース」カテゴリーでの大型案件の受注と継続により売上が伸長し、「サービス」カテゴリーでは通信・婚活で広告需要を取り込み、収益は堅調に推移しました。また、広告主やメディアのニーズに対応するため、動画クリエイティブの広告配信機能を追加しました。「ストアフロントアフィリエイト」では、「MWノートンストア」で取り扱う継続課金型セキュリティソフトのユーザー数を伸長させ、収益確保につとめてまいりました。また、サブスクリプションプラットフォーム「SubscLamp(サブスクランプ)」をリリースしました。 海外事業では、マレーシアおよびシンガポールにおいて、海外版アフィリエイトサービス「ACCESSTRADE」をリリースしました。また、タイ、ベトナムにおいてEC案件が増加したほか、クレジットカードや旅行関連の案件も増加しました。 以上の結果、当事業の売上高は27,676百万円(前連結会計年度比1.3%増)となり、営業利益は884百万円(同30.6%増)となりました。 <メディア運営事業> 当連結会計年度のメディア運営事業は、「ママスタジアム」において、保育園探しをサポートする「ママスタ保活」のリリースや、妊娠&育児のあるあるエピソードをカルタ形式で描いたインスタ企画「産後カルタ」の書籍化等により、品質の高い有益なコンテンツの充実をはかってまいりました。また、ソーシャル&エコ・マガジン「ソトコト」のオンラインメディア「sotokoto online」をリリースするなど雑誌社との連携を進めてまいりました。 以上の結果、当事業の売上高は1,078百万円(前連結会計年度比16.5%増)となりましたが、人員増加等の影響により、営業損失は6百万円(前連結会計年度は営業利益122百万円)となりました。 また、当連結会計年度における財政状態の概況は次のとおりであります。(資産) 当連結会計年度末における流動資産は7,745百万円となり、前連結会計年度末に比べ208百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が330百万円増加したこと、受取手形及び売掛金が169百万円減少したことによるものであります。固定資産は1,346百万円となり、前連結会計年度末と比べ62百万円増加いたしました。これは有形固定資産が61百万円増加したこと、無形固定資産が45百万円減少したこと、投資その他の資産が45百万円増加したことによるものであります。 この結果、資産合計は9,091百万円となり、前連結会計年度末に比べ270百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は4,028百万円となり、前連結会計年度末に比べ74百万円減少いたしました。これは主に買掛金が222百万円減少したこと、未払法人税等が145百万円増加したことによるものであります。固定負債は79百万円となり、前連結会計年度末と比べ0百万円増加いたしました。これは主に