経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)重要な会計方針および見積り①IFRSの適用当社グループは、業績の適切な反映と海外投資家を含めた幅広い投資家の比較・分析上の利便性向上を目的として、当連結会計年度より、国際財務報告基準(IFRS)を任意適用しています。これにより、日本基準にて重要性が乏しいため、非連結子会社としていた日新サービス株式会社を連結範囲に含め連結財務諸表を作成しています。また、移行日(2018年4月1日)および比較年度(前連結会計年度)の財務数値については、日本基準からIFRSに調整されています。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 2.作成の基礎」、「3.重要な会計方針」および「40.初度適用」に記載のとおりです。 ②重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定連結財務諸表の作成に当たっては会計上の見積りを行う必要があり、各種引当金の計上、非金融資産の減損、繰延税金資産の回収可能性の判断等につきましては、過去の実績または各状況下で合理的と判断される前提に基づき見積りを実施しています。ただし、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果はこれら見積りと異なる場合があります。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載のとおりです。 (2)経営成績の状況・分析①事業全体の状況・分析当連結会計年度におけるわが国の経済につきましては、第3四半期以降、消費税増税、相次ぐ自然災害等の影響や米中貿易摩擦の影響を受けて力強さに欠けていたところ、期末にかけて世界的な新型コロナウイルス感染症拡大により、成長率は2四半期連続のマイナスとなりました。当社グループにおいては、健康産業事業において新型コロナウイルス感染症拡大の影響を強く受け、売上収益の減少および減損損失843百万円の計上により、同事業の業績は大幅に悪化しました。 2020年3月期(百万円)2019年3月期(百万円)増減率(%)売上収益47,80947,829△0.0売上原価販売費及び一般管理費37,7256,44438,4126,113△1.85.4営業利益2,8583,356△14.8金融収益金融費用持分法による投資利益167862281269119332.5△5.717.9税引前利益3,1683,585△11.6親会社の所有者に帰属する当期利益2,1732,561△15.1 事業全体の経営成績の分析は以下のとおりです。報告セグメントごとの分析については②セグメントごとの状況・分析をご覧ください。 (売上収益)売上収益は、砂糖その他食品事業における主力の砂糖全体の出荷量が前期を下回りましたが、前期末に連結子会社化した株式会社エヌエーシーシステムが寄与し、前期比0.0%減の47,809百万円となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費)売上原価は、前期比1.8%減の37,725百万円となりました。販売費及び一般管理費は、従業員給付費用や製品保管料および製品運賃の増加等により、前期比5.4%増の6,444百万円となりました。 (営業利益)営業利益は、健康産業事業におきまして、総合フィットネスクラブ既存店舗の競争激化による不振や新店舗開店費用の負担増加に加え、新型コロナウイルス感染症拡大が影響したことから、前期比14.8%減の2,858百万円となりました。 (金融収益、金融費用、持分法による投資利益)金融収益は、受取配当金の増加等により、前期比32.5%増の167百万円となりました。金融費用は、ゴルフ会員権評価損の減少等により、前期比5.7%減の86百万円となりました。持分法による投資利益は、前期比17.9%増の228百万円となりました。 (親会社の所有者に帰属する当期利益)親会社の所有者に帰属する当期利益は、前期比15.1%減の2,173百万円となりました。 ②セグメントごとの状況・分析(百万円、%) 事業全体内訳(報告セグメント)砂糖その他食品事業健康産業事業倉庫事業売上収益対前期増減率(構成比)47,809△0.0(100)43,032△2.1(90.0)3,24438.4(6.8)1,5321.0(3.2)セグメント利益又は損失(△)対前期増減率(構成比)2,858△14.8(100)3,0965.8(108.3)△576-(△20.2)33815.9(11.8)(注)セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と一致しています。 [砂糖その他食品事業]海外原糖市況につきましては、主要生産国であるインド・タイの干ばつなどを原因とした減産を背景に、世界砂糖需給における供給不足見通しが強まり上昇基調にありましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から世界的に景気減速感が強まり、リスク回避の動きによる商品相場からの逃避、原油価格の急落、砂糖最大輸出国ブラジルの通貨安の影響などから値を下げて当期を終了しました。 海外原糖市況(ニューヨーク市場粗糖先物相場(当限)) 日付 セント/ポンド 円/kg 為替(円/米ドル) 始 値 2019年4月1日 12.53 30.97 112.10 高 値 2020年2月12日 15.90 38.86 110.85 安 値 2020年3月31日 10.40 25.18 109.83 終 値 2020年3月31日 10.42 25.23 109.83 (注)1ポンドは約0.4536㎏として換算し、為替は当日の三菱UFJ銀行直物為替公表TTSによっています。 一方、国内精糖市況(日本経済新聞掲載、東京)につきましては、前期末から変わらず上白糖1kg当た