経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の概要① 経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用情勢や所得環境の改善を下支えに緩やかな回復基調を辿ってまいりましたが、米中貿易摩擦の長期化や台風被害、消費税率の引き上げ等の影響から景況感に陰りがみられるなか、年度終盤には、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、世界各地で経済活動の縮小・停止を余儀なくされる事態となり、景気の停滞感が急速に強まる展開となりました。道路建設業界におきましては、防災・減災やインフラの老朽化対策工事等により建設需要は堅調に推移したものの、原油相場の不安定な値動きが続き、主要資材であるアスファルトの仕入価格も大きく変動するなど依然として予断を許さない事業環境となりました。このような状況のもと、当社グループでは、計画2年目となる「中期経営計画(2018-2020年度)」に基づき、引き続き、中核事業の競争力強化に注力するとともに、将来における事業環境の変化に対しても迅速、的確、柔軟に対応できる強固な経営基盤の構築に向け、各種施策を推進してまいりました。当連結会計年度における当社グループの業績につきましては、受注高(製品売上高および不動産事業等売上高を含む)は868億89百万円(前連結会計年度比10.2%増)、売上高は786億31百万円(同6.2%増)となりました。また、損益面につきましては経常利益は60億9百万円(同7.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は65億44百万円(同88.1%増)となりました。 セグメントの概況を示すと、次の通りであります。なお、完成工事高、売上高および営業利益(セグメント利益)については、セグメント間の内部取引高等を含めた調整前の金額をそれぞれ記載しております。 「建設事業」 当連結会計年度の業績につきましては、受注高は710億95百万円(前連結会計年度比12.4%増)、完成工事高は628億36百万円(同7.4%増)、営業利益は61億73百万円(同20.5%増)となり、また、当連結会計年度末における次期への繰越工事高は413億92百万円(前連結会計年度末は331億33百万円)となりました。 「舗装資材製造販売事業」 当連結会計年度の業績につきましては、製品売上高は285億70百万円(前連結会計年度比10.4%増)、営業利益は25億86百万円(同12.0%減)となりました。 「その他」 当社グループでは、建設事業および舗装資材製造販売事業のほか、不動産事業等を営んでおり、その他の事業における売上高は7億78百万円(前連結会計年度比11.8%増)、営業利益は1億66百万円(同22.3%増)となりました。 ② 財政状態について「資産の状況」当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比較し37億49百万円増加の746億56百万円となりました。売上債権や未成工事支出金の増加などにより、流動資産は8億15百万円の増加となり、また、アスファルトプラントの設備更新や事業用不動産の取得などにより、固定資産は29億34百万円の増加となりました。 「負債の状況」当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末と比較し13億39百万円減少の380億23百万円となりました。独占禁止法関連損失引当金や短期借入金が減少したことなどにより流動負債は10億12百万円の減少となり、また、長期借入金の減少などにより、固定負債は3億26百万円の減少となりました。 「純資産の状況」当連結会計年度末の純資産合計は、期末配当金10億90百万円の支払などの減少要因はありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益65億44百万円を計上したことにより、前連結会計年度末と比較し50億89百万円増加の366億32百万円となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況「営業活動によるキャッシュ・フロー」 当連結会計年度におきましては、税金等調整前当期純利益73億63百万円を計上したことに加え、仕入債務や未成工事受入金の増加などにより、営業活動によるキャッシュ・フローは、44億61百万円の資金増加(前年同期は47億81百万円の資金増加)となりました。 「投資活動によるキャッシュ・フロー」 当連結会計年度におきましては、アスファルトプラントの設備更新や事業用不動産の取得などにより、投資活動によるキャッシュ・フローは38億8百万円の資金減少(前年同期は17億77百万円の資金減少)となりました。 「財務活動によるキャッシュ・フロー」 当連結会計年度におきましては、期末配当金の支払に加え、借入金の一部返済を行ったことにより、財務活動によるキャッシュ・フローは29億19百万円の資金減少(前年同期は20億5百万円の資金減少)となりました。 以上に加え、新規連結による増加額等を調整した結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は前連結会計年度の期末残高と比べ15億66百万円減少し、141億69百万円となりました。 ④ 生産、受注及び販売の状況イ. 受注実績 セグメントの名称当連結会計年度(百万円)(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)前年同期比(%)建設事業アスファルト舗装59,41521.6コンクリート舗装1,747△15.6土木工事等9,932△19.6計71,09512.4舗装資材製造販売事業15,6411.2その他15370.4合計86,88910.2 (注) セグメント間の内部取引については相殺消去しております。 ロ. 売上実績 セグメントの名称当連結会計年度(百万円)(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)前年同期比(%)建設事業アスファルト舗装50,75411.8コンクリート舗