経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度におけるコムシスグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況<コムシスグループの業績> 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境が改善傾向にあるなど、景気は緩やかな回復基調を継続してきたものの、年度終盤には、新型コロナウイルス感染症の拡大が、国内外の経済に甚大な影響を与え始め、極めて厳しい状況が続くと見込まれております。 コムシスグループを取り巻く事業環境におきましては、情報通信分野は、コンテンツ等付加価値サービスの拡大及びデジタル技術やビックデータの活用進展など急増する大容量トラフィックに対応するため、モバイルネットワークの高度化が進められております。また、公共・民間分野は、激甚化する自然災害に備えた防災・減災対策等の国土強靭化及び再生可能エネルギ一政策などの社会インフラ投資や、クラウド技術、IoT、AI(人工知能)などを活用したICT関連の投資拡大が期待されております。 コムシスグループといたしましては、太陽光発電設備工事やバイオマス発電設備工事など再生可能エネルギー分野及びスマート社会に向けたICT関連の公共・民間投資への対応など、当グループが成長事業と捉える社会システム・ITソリューション分野へ事業注力してまいりました。 また、2018年10月に経営統合した通信建設業界の同業3社による統合シナジーの早期創出を目指すとともに、ICTを活用した働き方改革の推進などによる施工効率の向上及び経費削減等の利益改善にも努めてまいりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 イ 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、4,500億4千万円(前期比2.3%増)となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、1,393億4千万円(前期比0.6%増)となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、3,106億9千万円(前期比3.1%増)となりました。 ロ 経営成績 当連結会計年度の経営成績は、受注高5,907億1千万円(前期比16.8%増)、売上高5,608億8千万円(前期比16.4%増)となりました。 また、損益につきましては、営業利益389億5千万円(前期比10.5%増)、経常利益400億6千万円(前期比11.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益259億9千万円(前期比7.2%減)となりました。 なお、親会社株主に帰属する当期純利益の減少は、前期に特別利益として計上した経営統合に伴う負ののれん発生益の影響などによるものであります。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 グループ別の受注高・売上高・セグメント利益[営業利益] (単位:百万円) セグメントの名称受注高売上高セグメント利益[営業利益]金額増減率金額増減率金額増減率日本コムシスグループ306,31713.4%281,1323.1%20,549△3.9%サンワコムシスエンジニアリンググループ57,604△0.8%57,8554.0%5,68815.4%TOSYSグループ29,37225.6%28,89521.2%1,5015.3%つうけんグループ52,0725.7%50,7991.3%3,54812.0%NDSグループ83,63642.5%83,52291.8%4,141104.2%SYSKENグループ34,33434.9%31,83290.3%1,283112.3%北陸電話工事グループ14,27768.1%13,63392.7%349△17.7%コムシス情報システムグループ11,4388.1%11,54510.0%1,3385.2%(注)1 「受注高」及び「売上高」は外部顧客への取引高を記載しております。なお、「セグメント利益」は当社及びセグメント間取引により生じた利益を含んでおります。2 2018年10月1日付で、NDS株式会社、株式会社SYSKEN、北陸電話工事株式会社の3社を株式交換により当社の完全子会社としております。この結果、セグメント情報において、前第3四半期連結会計期間より同3社及び同3社の子会社を「NDSグループ」「SYSKENグループ」「北陸電話工事グループ」とし、報告セグメントに加えております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ77億2千万円増加し、355億円(前期比27.8%増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 (単位:百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー投資活動によるキャッシュ・フロー財務活動によるキャッシュ・フロー現金及び現金同等物期末残高当連結会計年度37,496△9,919△19,81935,503前連結会計年度8,964△11,550△15,38227,778 ③ 生産、受注及び販売の実績 コムシスグループが営んでいる事業の大部分を占める電気通信設備工事事業では生産実績を定義することが困難であり、また請負形態をとっているため販売実績という定義は実態にそぐいません。 よって「生産、受注及び販売の状況」については、当社の連結での受注、売上及び手持高の状況をセグメント別に記載しております。 イ 受注実績セグメントの名称前連結会計年度(自 2018年4月1日至 2019年3月31日)(百万円)当連結会計年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)(百万円)増減率(%)日本コムシスグループ270,033306,