経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度のわが国経済は、海外経済減速の影響を受けたものの、国内では堅調な雇用・所得環境を背景に緩やかな回復基調を維持しておりました。しかし、2月以降顕在化した新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴い、景気は減速感を強めました。 自動車業界におきましては、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減等から、国内自動車販売台数は10月以降減少に転じ、前年度比△4.2%の減少となりました。 こうしたなか、当社グループは、主力商品であるプーリのアジア市場での拡販、自動車用トランスミッション部品と電動部品の開発・拡販、明石工場閉鎖による国内3工場体制の整備、バーチャル試作の活用等の取り組みを進めてまいりましたが、特需のエアバッグリコール交換用部品のピークアウトによる影響が大きく、その結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末における総資産は13,096百万円となり、前連結会計年度末に比べ39百万円の増加となりました。流動資産の残高は5,356百万円となり384百万円減少しました。その主な内訳は受取手形及び売掛金の減少406百万円、電子記録債権の減少45百万円、仕掛品の増加74百万円等によるものであります。固定資産の残高は7,739百万円となり424百万円増加しました。その主な内訳は建物及び構築物の増加232百万円、建設仮勘定の増加210百万円等によるものであります。 当連結会計年度末における負債は3,592百万円となり、前連結会計年度末に比べ11百万円減少しました。流動負債の残高は2,353百万円となり430百万円減少しました。その主な内訳は支払手形及び買掛金の減少178百万円、短期借入金の減少189百万円、未払法人税等の減少57百万円等によるものであります。固定負債の残高は1,239百万円となり419百万円増加しました。その主な内訳は長期借入金の増加62百万円、リース債務の増加205百万円、長期未払金の増加66百万円、繰延税金負債の増加89百万円等によるものであります。 当連結会計年度末における純資産の残高は9,503百万円となり50百万円増加しました。その主な内訳は利益剰余金の減少72百万円、その他有価証券評価差額金の減少52百万円、為替換算調整勘定の増加105百万円、非支配株主持分の増加82百万円等によるものであります。 この結果、自己資本比率は69.8%となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、総売上高は8,154百万円(対前期967百万円減少[△10.6%])と減収になりました。利益面では、営業利益113百万円(対前期816百万円減少[△87.8%])、経常利益113百万円(対前期845百万円減少[△88.1%])、親会社株主に帰属する当期純利益70百万円(対前期631百万円減少[△90.0%])と減益になりました。 セグメント別では、日本は、売上高は5,334百万円(対前期547百万円減少[△9.3%])、営業損失167百万円(前期は営業利益370百万円)となりました。東南アジアは、売上高は2,140百万円(対前期129百万円減少[△5.7%])、営業利益は102百万円(対前期63百万円減少[△38.3%])となりました。中国は、売上高は903百万円(対前期345百万円減少[△27.6%])となり、営業利益は127百万円(対前期200百万円減少[△61.1%])となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,709百万円と前連結会計年度末と比べ、653百万円の減少となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は805百万円(対前期581百万円減少[△41.9%])となりました。これは主に税金等調整前当期純利益256百万円(対前期724百万円減少[△73.9%])、減価償却費707百万円(対前期27百万円増加[4.1%])、仕入債務の減少額196百万円(対前期79百万円増加[68.8%])、投資有価証券評価損33百万円(前期はありません)となったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は1,424百万円(対前期512百万円増加[56.3%])となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出965百万円(対前期550百万円増加[132.7%])、定期預金の増加額633百万円(対前期411百万円増加[185.5%])、補助金の受取額131百万円(対前期111百万円増加[532.0%])となったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は220百万円(対前期71百万円増加[47.9%])となりました。これは主に長期借入金の返済による支出286百万円(対前期122百万円増加[74.5%])、非支配株主からの払込みによる収入70百万円(対前期52百万円増加[304.4%])となったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名