経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、緩やかな回復基調で推移しておりましたが、消費増税等の影響による景気減速感や、2月以降顕在化した新型コロナウイルスの感染拡大により実体経済は厳しい状況となっています。 ビジネスフォーム業界におきましては、企業業務における帳票類・販促物の電子化がさらに進み需要全体が減少しており、それに伴う価格競争の激化など厳しい市場環境が続いております。 当事業年度においては、元号変更、新規ユーザー開拓などにより若干の売上げ押上要因はあったものの、官公庁における参加可能案件の更なる減少、通知・販促品のWEB化・電子化への変更などによる送付量の激減、競争激化による受注単価の下落等の影響により売上は微減、損益は大幅な損失となりました。 また、当初の業績予想どおりとならなかったことにより、現在のままでは中長期計画を予定どおりに達成することが危ぶまれ、今般の新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、翌期以降の業績計画にも影響を及ぼすものと予想され、中長期計画を見直しする中で収益性の低下などによる将来の回収可能性を総合的に検討した結果「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、減損損失517百万円を特別損失計上することにいたしました。 この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ616百万円減少し、3,405百万円となりました。 当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ104百万円増加し、958百万円となりました。 当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ721百万円減少し、2,446百万円となりました。 b.経営成績 当事業年度の経営成績は、売上高2,763百万円(前年同期は2,799百万円)と、35百万円減収となりました。利益につきましては、営業損失141百万円(前年同期は70百万円の営業損失)、経常損失136百万円(前年同期は60百万円の経常損失)、当期純損失662百万円(前年同期は81百万円の当期純損失)となりました。 なお、当事業年度におけるセグメントの概況は、次のとおりです。 (ビジネスフォーム事業) 企業のコスト見直しによる需要の減少、価格競争激化の影響があったものの、既存取引先における新規案件の獲得があったことから売上高は前年同期と比べ、17百万円増加の1,901百万円(前年同期は1,883百万円)となりましたが、物流コスト、副資材などの高騰を補う事ができずセグメント利益は前年同期と比べ、25百万円減少し、201百万円(前年同期は227百万円)となりました。 (情報処理事業) 金融及び通販関連の総需要量の減少並びに電子化の進行の影響は大きく、特にBtoCの通知物が激減したことにより、新規案件獲得などに幅広く活動しましたが、売上高は前年同期と比べ53百万円減少し862百万円(前年同期は916百万円)となりました。セグメント利益はビジネスフォーム事業同様物流コスト、副資材等の高騰の影響に加え新規導入した高速フルカラーオンデマンドプリンターの減価償却費負担もあり、前年同期と比べ54百万円減少し18百万円(前年同期は72百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物は、営業活動により30百万円の収入、投資活動により79百万円の支出、財務活動により126百万円の支出となった結果、前事業年度末より175百万円減少し、1,647百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、前事業年度末より1百万円減少し30百万円の収入(前期は32百万円の収入)となりました。主な収入と支出の内訳は、収入が非現金支出費用の減損損失517百万円及び減価償却費119百万円、売上債権の減少額76百万円となり、支出は税引前当期純損失653百万円、仕入債務の減少額26百万円となったことによるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、前事業年度末より84百万円減少し79百万円の支出(前期は4百万円の収入)となりました。主な収入と支出の内訳は、収入が保険積立金の払戻による収入29百万円、投資有価証券の売却による収入11百万円となり、支出は有形固定資産の取得による支出53百万円、無形固定資産の取得による支出25百万円、保険積立金の積立による支出39百万円となったことによるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、前事業年度末より21百万円減少し126百万円の支出(前期は105百万円の支出)となりました。主な支出の内訳は、借入金の返済による支出44百万円、リース債務の返済による支出34百万円、配当金の支払額47百万円となりました。 ③ 生産、受注及び販売の状況a.生産実績 当事業年度の生産実績をセグメント別に示すと次のとおりであります。セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)ビジネスフォーム事業1,553,376△2.1情報処理事業854,796△6.7合計2,408,173△3.8(注)1 金額は販売価格によっております。2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 b.商品仕入実績 当事業年度の商品仕入実績をセグメント別に示すと次のとおりであります。セグメントの名称金額(千