経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における世界経済情勢は、米中貿易摩擦による世界的な貿易の停滞、英国のEU離脱問題、中東・東アジアの地政学リスク等により、景気悪化の状況となりました。日本経済の情勢は、上期は比較的安定しておりましたが、下期に入り消費税率の引き上げ、米中貿易摩擦等により景況の減速が顕著になりました。加えて、年明けからの新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が、グローバルな生産活動に影響を与え、世界経済の一層の悪化が避けられなくなりました。このような事業環境のもと、当社事業においては自動車・建設機械業界向け事業での販売不振、及び半導体業界向け事業での需要回復の遅れ等の影響を受けました。この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ56億33百万円減少し、1,668億円となりました。負債合計は、前連結会計年度末に比べ12億33百万円増加し、847億80百万円となりました。純資産合計は、前連結会計年度末に比べ68億66百万円減少し、820億19百万円となりました。b.経営成績当連結会計年度の売上高は1,421億6百万円(前期比4.9%減)、営業利益は57億72百万円(前期比40.8%減)、経常利益は67億66百万円(前期比42.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は29億7百万円(前期比58.7%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しており、以下の前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。 [自動車・建設機械業界向け事業]当事業は、中国をはじめ世界の自動車生産台数が急減し、自動車向け製品がその影響を広く受けたことにより、当セグメントの売上高は866億48百万円(前期比9.1%減)、営業利益は20億48百万円(前期比53.8%減)となりました。[一般産業機械業界向け事業]当事業は、日本市場の需要が減少傾向となったことに加え、海外市場においても好調であったインドにおいて下期に陰りが出てきたことにより、当セグメントの売上高は304億81百万円(前期比0.8%減)となりました。営業利益は、ASEANでの石油関連プロジェクトへの投資に伴う引当を実施したこともあり24億円(前期比29.7%減)となりました。[半導体業界向け事業]当事業は、半導体業界全体での投資の抑制が継続したことにより、当セグメントの売上高は70億86百万円(前期比6.5%減)、営業損失は6億36百万円(前期は営業利益1億23百万円)となりました。[舶用業界向け事業]当事業は、修繕部品需要の回復に加え、新造船需要も緩やかながら回復基調となり、当セグメントの売上高は109億円(前期比11.6%増)、営業利益は15億44百万円(前期比19.6%増)となりました。[航空宇宙業界向け事業]当事業は、衛星用大口製品の販売などがあり、当セグメントの売上高は69億88百万円(前期比16.1%増)となりました。営業利益はプロダクトミックス等により3億97百万円(前期比18.0%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は200億89百万円となり、前連結会計年度末対比3億55百万円の増加となりました。各キャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は160億43百万円(前期比9.8%増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益65億36百万円、減価償却費98億41百万円を計上し、利息及び配当金の受取により19億35百万円獲得した一方、法人税等の支払により33億90百万円支出したことによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は108億88百万円(前期比24.0%減)となりました。これは主に有形固定資産の取得により103億13百万円支出したことによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は40億64百万円(前期比474.5%増)となりました。これは主に配当金の支払(非支配株主への支払を含む)により30億61百万円支出したことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績当連結会計年度における生産、受注及び販売の実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。a.生産実績セグメントの名称当連結会計年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)前年同期増減率(%)自動車・建設機械業界向け事業(百万円)85,58990.4一般産業機械業界向け事業(百万円)29,13797.2半導体業界向け事業(百万円)5,19792.4舶用業界向け事業(百万円)10,705109.6航空宇宙業界向け事業(百万円)5,438102.0合計(百万円)136,06993.6(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。 b.受注実績セグメントの名称受注高前年同期増減率(%)受注残高前年同期増減率(%)自動車・建設機械業界向け事業(百万円)85,18192.03