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経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。①財政状態及び経営成績の状況a.経営成績 当連結会計年度におけるわが国の経済は、企業収益や雇用環境の改善により緩やかな景気回復基調で推移しましたが、世界経済は米中貿易摩擦の拡大や英国のEU離脱問題、中国・欧州の景気減速等の懸念材料が多く、先行きが不透明な状況が続きました。さらに、2019年12月に中国で発生した新型コロナウイルス感染症が2020年2月以降世界的に拡散して大流行となり、世界各地で都市封鎖が行なわれるなど世界経済に深刻な影響を与えております。流通業界におきましては、消費税率の引き上げや物価上昇に対する消費者の不安感が強く、消費税増税前の駆け込み需要があったものの、その後の反動が続きました。さらに、新型コロナウイルス感染症の国内外での感染拡大に伴い、インバウンド客数の減少、行政からの要請による不要不急の外出自粛、商業施設の営業自粛や営業時間の短縮等により2020年2月下旬以降、ファッション業界の売上は低下傾向が顕著となりました。このような状況下で、当社が2019年7月に株式会社三香堂を100%子会社にするなど、当社グループは積極的な事業展開を進めてまいりましたが、第3四半期連結会計期間以降、消費税増税後の反動や新型コロナウイルス感染症拡大の影響による売上高の減少を余儀なくされ、当連結会計年度の売上高は52,523百万円(前期比5.8%減)と減収となりました。それに伴い、営業利益は2,670百万円(同28.3%減)、経常利益は2,762百万円(同26.8%減)とそれぞれ減益となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、減損損失167百万円、固定資産除却損78百万円等を特別損失に計上したため、1,668百万円(同23.4%減)となりました。なお、当社グループの報告セグメントは単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。事業部門ごとの状況は、以下のとおりであります。以下の数値につきましては、事業部門内の取引消去後かつ事業部間の取引消去前のものを記載しております。小売事業については、「プライベートブランド(PB)商品の強化」、「ナショナルプライベートブランド(NPB)商品の拡大」、「ECの強化」、「リアル店舗の変革」に努めてまいりました。「PB商品の強化」については、「kissora」、「efffy」、「SALON de RUBAN」、「Ficce,Brave」、そして2019年7月より当社グループに加わった株式会社三香堂の「日乃本帆布」を基幹ブランドとし、一般店舗での取扱いを拡大するとともに、ブランディングの強化のために「kissora」のオンリーショップを3店舗、「efffy」を中心とした「efffy’s closet」を1店舗、「日乃本帆布」のオンリーショップを2店舗出店しました。「NPB商品の拡大」については、新たな商品開発や展開店舗の拡張を行ない、売上、利益の拡大を図ってまいりました。「ECの強化」については、取扱商品の拡充、人員の増強等に注力し、EC売上高前期比は22.8%増となりました。また、2019年7月より越境ECの取り組みを開始しました。なお、店舗とECのポイントシステム、顧客管理システム、在庫管理システム等の統合を計画しておりましたが、統合の実現は2021年3月期にずれ込むこととなりました。「リアル店舗の変革」については、店舗に在庫のない商品を、店頭でお客様にタブレット端末を見ながらご購入いただき、商品は後日、お客様のご自宅にお届けし、あるいは、店舗でお渡しする「リアル店舗EC」の取扱いブランドやアイテムを拡充し、売上向上を図ってまいりました。また、新規ブランド商品の導入や新業態開発に注力し、新しいショップブランドとして「LAPAX」業態を進化させた「DOUX SAC’S」、感度の高いアクセサリー・雑貨とバッグの併設店舗である「Sacs de Bijoux」を開設いたしました。 店舗につきましては、大型ショッピングセンターを中心に商業施設に出店しましたが、高速道路のサービスエリア、ホテルという立地にも初出店し、年間出店数は19店舗となりました。地域別内訳は、北海道・東北地区1店舗、関東地区5店舗、中部地区4店舗、近畿地区3店舗、中国・四国地区2店舗、九州地区4店舗であります。ショップブランドでは、株式会社東京デリカが「SAC’S BAR」を中心に、「SAC’S BAR Jean」、「GRAN SAC’S」「Booth by FILTERS」、「DRASTIC THE BAGGAGE」、「DOUX SAC’S」、「kissora」、「ekissora」を、株式会社三香堂が「日乃本帆布」を出店いたしました。一方、不採算店等23店舗を退店しましたが、2019年7月に株式会社三香堂の5店舗が加わったため、期末店舗数は前期末より1店舗増加して640店舗となりました。既存店売上高前期比は、2020年1月累計で99.3%とほぼ前期並みとなっていましたが、新型コロナウイルス感染症の国内外での感染拡大に伴い、外出自粛要請や営業時間の短縮等により2月が92.7%、3月が62.4%と大幅に低下し、小売事業等の売上高前期比は94.0%に止まりました。品種別の売上の状況は、ハンドバッグは、NPB商品の売上が伸長したものの、PB商品、一般の仕入商品の売上が低下したため、前期比6.3%減の8,293百万円となりました。カジュアルバッグは、大きなトレンドがなく