経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 · MD&A
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】業績等の概要(1)経営成績等の状況の概要当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当事業年度におけるわが国経済は、雇用情勢や所得環境の改善が見られたものの、長引く米中貿易摩擦の影響に加え、年明け以降の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大等の影響により、先行きがこれまでよりも一層、不透明な状況で推移しております。製造業を中心とした顧客企業においては、電気・半導体回路関連の一部では力強さにかけるものの、競争力を高めるための製品開発を継続しており、当社への技術者要請は活発な状況で推移しました。このような状況のなか、当社事業においては、新規顧客開拓や事業部間の連携を強めた営業展開を推進するとともに、スキルレベルに応じた技術料金の契約交渉、優秀な技術者の採用に努めました。その結果、稼働工数においては顧客の残業管理への慎重さが見られる中で減少しましたが、技術者数及び稼働人員、並びに新規顧客獲得数が増加し、技術料金では新卒配属時の単価の向上や契約交渉が進捗し、前年同期を上回りました。これらの結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 (a)経営成績当事業年度の売上高は5,437,767千円(前年同期比1.6%増)、売上原価は4,176,611千円(同0.6%増)、販売費及び一般管理費は700,956千円(同0.2%増)、営業利益は560,200千円(同11.1%増)、経常利益は558,219千円(同11.3%増)、当期純利益は379,700千円(同11.7%増)となりました。 (b)財政状態(資産)当事業年度末における流動資産合計は3,385,540千円となり、前事業年度末に比べ300,591千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が268,306千円増加したことなどによるものであります。固定資産合計は1,527,857千円となり、前事業年度末に比べ1,498千円増加いたしました。これは主に有形固定資産合計が9,709千円減少、繰延税金資産が7,765千円増加、ソフトウエアが2,761千円増加したことなどによるものであります。この結果、資産合計は4,913,398千円となり、前事業年度末に比べ302,090千円増加いたしました。(負債)当事業年度末における流動負債合計は1,556,328千円となり、前事業年度末に比べ10,417千円減少いたしました。これは主に未払金が44,031千円減少、預り金が43,895千円減少、未払法人税等が27,088千円増加、流動負債のその他(未払消費税等)が45,022千円増加したことなどによるものであります。固定負債合計は557,553千円となり、前事業年度末に比べ28,211千円増加いたしました。これは主に退職給付引当金が13,254千円増加、役員退職慰労引当金が10,856千円増加したことなどによるものであります。この結果、負債合計は2,113,881千円となり、前事業年度末に比べ17,794千円増加いたしました。(純資産)当事業年度末における純資産合計は2,799,516千円となり、前事業年度末に比べ284,295千円増加いたしました。これは当期純利益379,700千円、剰余金の配当95,404千円によるものであります。この結果、自己資本比率は57.0%(前事業年度末は54.5%)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、売上債権の増加、預り金の減少、未払金の減少、法人税等の支払等の要因により一部相殺されたものの、税引前当期純利益が558,219千円(前年同期比11.3%増)と増加したことなどにより、前事業年度末に比べ268,306千円増加し、当事業年度末には2,593,870千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、得られた資金は367,616千円となりました。これは主に税引前当期純利益558,219千円、法人税等の支払額165,475千円などによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、使用した資金は3,683千円となりました。これは主に無形固定資産の取得による支出3,343千円などによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、使用した資金は95,626千円となりました。これは主に配当金の支払額95,149千円などによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績(a)生産実績 当社の主たる業務であるアウトソーシング事業は、機械、電気・電子、ソフトウエアの設計開発などの技術提供サービス事業であり、提供するサービスの性格上、生産実績になじまないため、記載を省略しております。 (b)受注実績 当社のアウトソーシング事業はその形態から受注金額と販売金額がほぼ同等となるために、記載を省略しております。 (c)販売実績 当事業年度の販売実績は次のとおりであります。セグメントの名称当事業年度(自 平成31年4月1日至 令和2年3月31日)前年同期比(%)アウトソーシング事業(千円)5,437,7671.6(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末